■「通常の球団職員の年収は10万ドル(1390万円)」
また、試合後も水原さんは10番目となる最後の役割を担っていた。
「試合後は、焼き肉を食べに行ったり、一緒にゲームをしたり。水原さんは孤独になりがちな大谷選手の最高の友人でもあるのです」(前出・在米スポーツライター)
水原さんは昨年11月の『NHKスペシャル』で、こう語っていた。
「本当に投打ともに伸びしろしかないので、ホームランもいつか60本以上打つと思うんです。『60本打てるよ』と翔平に言うと『いやいやいや』と言われますけど(笑)」
常に大谷を鼓舞し続ける水原さん。“10刀流”の彼の年収はどれくらいなのだろうか。
「現在、球団職員の通訳として支払われる年収は通常10万ドル(1390万円)です。この数年の活躍で20万ドル(2780万円)ぐらいでしょうか」(前出・友成さん)
実は収入は、それだけではない。
「職員としての給料に加え、大谷選手は契約するエージェント・CAAの助言を受け、水原さんに年俸の1~2%相当の報酬を出す雇用契約を結んでいるといいます。年収は1億円以上になるでしょう」(在米コーディネーター)
そんな水原さんに、大谷も最大の感謝を示している。
「’19年には、大谷選手が企画&監修した水原さんの顔がプリントされたTシャツで、エンゼルスナインが練習していました。大谷選手も常々、お世話になった人を聞かれると『やっぱり一平さん!』と真っ先に答えています。
大谷選手は『遠征が多くて家にいられないことが多いんですから、なるべく家族と一緒に過ごしてくださいね』と水原さんに伝えています」(前出・在米スポーツライター)
大谷の卓越した成績だけでなく、こうしたこまやかな気遣いも、水原さんの“10刀流”奮闘の原動力になっているのだろう。