1月31日、中日ドラゴンズの立浪和義監督(54)がキャンプ地の沖縄県読谷村、北谷町を表敬訪問した。終了後に報道陣の取材に応じた立浪監督は、昨シーズン絶対的クローザーとしてチームを支えたライデル・マルティネス投手(27)の来日時期について言及。帰国前に本人と話し合いのうえ、2月中旬に来日することを了承済みだという。
「家族といたいというところは大きい。今回は本人と話し合って決めました」
キューバ出身のライデル・マルティネスは故郷で練習を継続しており、同郷のリナレス巡回コーチとともに来日する予定だという。
「どうしても昨年のことがあるから気になる方はいるでしょうが、彼のことを信頼しています」
立浪監督が話した“昨年のこと”とは、昨シーズンオフに起こった助っ人の“亡命騒動”だ。ライデル・マルティネスと同じキューバ出身の投手、ジャリエル・ロドリゲスがWBC終了後も来日せず、チームに合流しないまま10月に契約解除されたのだ。ジャリエル・ロドリゲスは22年シーズンに8回を担うセットアッパーとして大活躍。23年も不可欠な戦力として2年契約を結んでいたが、その重要なピースを失い、立浪監督はチーム構想の大きな変更を余儀なくされた。
こうした経緯があるため、ライデル・マルティネスの来日を不安視するファンも少なくなかった。立浪監督が2月中旬の合流を明言したことによって、ネット上では安心する声が。
《ライデルさん居てくれないと困りますもんね》
《情報があるならちゃんと来てくれるだろうし、安心するな》
《ライデルはちゃんときてくれればいいよ》
いっぽう、昨年の苦い経験もあり、やはりまだまだ心配との声もある。
《マジで2年連続は勘弁してくれよ》
《仕上がりは心配してないけど、去年の事が有るからなぁ…》
《ライデル来んかったら投手陣終わるからな》
《そう言ってこなかったヤツおるからな》
昨シーズンは48試合に登板し32セーブ、防御率0.39と圧倒的な成績を残したライデル・マルティネス。2年連続の最下位という屈辱からの巻き返しを期すシーズン、守護神の存在は欠くことができない。