3月26日、元通訳の水原一平氏(39)の違法賭博問題をめぐって会見を開いたドジャースの大谷翔平選手(29)。会見で自身の賭博への関与を明確に否定した大谷。同時に注目を集めたのが、水原氏に代わって新たな通訳を務めるウィル・アイアトン氏(35)だ。
大谷の隣に座り、大谷の読み上げる言葉を英語に通訳していたアイアトン氏。日本文学研究者のロバート・キャンベル氏は、3月26日放送の『バラいろダンディ』(TOKYO MX)に出演し、その通訳ぶりをこう絶賛した。
「英訳がすごく適切で的確で、すごくスムーズでした。水原氏の通訳を何度か見たことがあるんですが、倍くらい丁寧ですね」
SNS上でも、急遽緊張感のある会見に挑むことになったアイアトン氏を労う声があいついでいた。
《アイアトンさんは急にこの大役を振られたのに、必死に誠実に通訳を務めている…すごいな》
《今回、大谷選手の言葉をしっかりとメモしていた姿が印象的でした。大切な言葉を漏らさないようにという配慮が感じられます》
《アイアトンさん、いきなりナーバスな環境での通訳、お疲れ様でした》
「ドジャース時代の前田健太選手の通訳を務めていたアイアトンさんは、東京で生まれ、10代でハワイに移住。その後は米カリフォルニア州の学校で野球をし、母親の母国であるフィリピン代表としてWBCに出場したこともあるそうです。最近はデータ分析でチームを支えてきました。チームの愛されキャラで、試合前のベンチでダンスを踊り盛り上げることも」(スポーツ紙記者)
そんなアイアトン氏について、注目を集めている動画がある。それは、’17年当時ドジャースに所属していたアレックス・ウッド選手や、前田のSNSに投稿された動画。
動画内で、アイアトン氏はお腹にドジャースの「LA」のロゴを描き、ピチピチのレスリングユニフォームを着用し、タイガーマスクをかぶって雄叫びを上げている。前田がInstagramの投稿に、《今日の朝ミーティングでウィリーが約180キロをデッドリフトで持ち上げられるかどうかのチャレンジを行いました。笑》と綴るように、アイアトン氏が180キロのバーベルを持ち上げられるかどうかのチャレンジだったようだ。
一通り観客のチームメイトを煽り終えたアイアトン氏は、タイガーマスクを脱ぎ捨て、“一番”と書かれた鉢巻きを着用。もう一度叫び、バーベルに向き合い、見事持ち上げることに成功。チームメイトの大歓声につつまれていた。
前田はこのチャレンジについて、《#2週間前 #ウエイト場で #他の選手がデッドリフトをやっていたのが #始まり #ちなみに #2週間前 #1ミリも動かなかった》とも説明している。
2週間で180キロを持ち上げられるようになったという、非常にタフなアイアトン氏。通訳を務めるのは一時的だというが、能力的にも人柄的にもファンは安心できそうだ。