予選突破した日本体操女子代表(写真:アフロ) 画像を見る

7月28日(現地時間、以下同)に行われたパリ五輪体操の女子団体総合予選。日本チームは異例となる1人少ない4人で出場し、予選5位で決勝進出を果たした。

 

「大会直前のモナコでの合宿中に、キャプテンでエースの宮田笙子選手(19)に喫煙・飲酒行為が発覚する事態に見舞われました。日本体操協会は今月19日に都内で緊急記者会見を開き、宮田選手が代表行動規範違反によって辞退することを発表。怪我や病気による離脱ではないことから補欠の繰り上げはできず、日本チームは4人体制で臨むことになったのです」(スポーツ紙記者)

 

異例の事態で大舞台を踏んだのは、全員が五輪初出場となる岸里奈選手(16)、岡村真選手(19)、中村遥香選手(16)、牛奥小羽選手(19)。だがエース不在のプレッシャーを跳ね返すように、大きなミスもなく全4種目の計16演技を見事完遂。全員が着実に演技をつなぎ、目標に掲げていた160点を上回る合計162.196点をマークしたのだった。

 

インタビューで岸選手は、「こんなにいい試合したのは初めてってぐらい、いい試合ができた」とコメント。中村選手も「とても楽しい雰囲気で演技がずっとできて、結果としても良かったのではないかという印象がある」と、メンバーそれぞれが充足感を語っていた。

 

素晴らしいチームワークに賛辞が寄せられるいっぽう、ネットやSNSでは4人の“仲良しポーズ”に注目が集まったのだ。

 

予選突破を決めると、レオタード姿で報道陣のカメラ前に横一列に並んだ4人。向かって左から牛奥選手、岡村選手、中村選手、岸選手の順番で立ち、ニッコリ笑顔で腰を下ろし、両足を曲げながら大きく広げた。同時に両肘も曲げ、右手を下げ、左手を上げるようにポーズを決めたのだった。

 

4人が披露した陽気なポーズに、Xでは《可愛くて嬉しそう》《めっちゃ楽しんでるね》と反響が続々。だがいっぽうで宮田選手が辞退した騒動を乗り越えたことに重ね、こんな声も上がっていた。

 

《風通しが良くなったのかも》
《1人抜けたらめちゃ仲ええやん》
《誰かが辞退したおかげでイキイキしてるようにみえるw》

 

「反響を呼んだ4人のポーズは、日本体操協会のロゴを模したものだと思われます。一部SNSやネットでは“宮田選手不在の方がチームワークは良いのでは?”と見る向きもありますが、岡村選手は“笙子ちゃんの思いも乗せてみんなで戦えた”と語っていました。

 

また、彼女たちが予選で着けていた赤と白のお揃いのヘアピンは、モナコでの合宿中に宮田選手からプレゼントされたものです。彼女たちは宮田選手と不仲というわけではなく、逆境を乗り越えられたからこその喜びを表現したのではないでしょうか」(前出・スポーツ紙記者)

 

決勝は30日。60年ぶりのメダル獲得を目指す4人の勇姿を、宮田選手はどう見ているだろうか。

出典元:

WEB女性自身

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