琉球新報の新型コロナウイルスに関する話題
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コロナ禍での平和学習「思わぬ効果」 集会中止でDVD放映 教諭「個で考える機会に」
2020/06/15 15:00南風原町立南風原中学校(當間保校長)では新型コロナ対策で3密を避けるため、例年、体育館で開いていた平和学習の全体集会を取りやめ、各教室でDVDを利用した学習に切り替えた。10日午前8時20分、各教室の電子黒板で一斉に、沖縄戦から基地問題など現代までの歴史を11分ほどにまとめたDVDの放送が始まった。「体験者を招いた講話も全体集会もできない。それでもどうにか平和学習ができないか」と社会科の照屋あすか -
首里城公園有料区域が12日から一般公開 がれき大半を撤去、見学通路を整備 刻一刻と進む再建の様子公開
2020/06/12 15:00昨年10月31日に焼失した首里城の正殿跡や正殿地下の遺構など有料区域の一般公開が12日から始まる。それに先立ち、11日、地元関係者や関係団体、報道機関らに公開された。有料区域が一般公開されるのは火災後初めて。沖縄総合事務局国営沖縄記念公園事務所と県、沖縄美ら島財団は当初、5月の大型連休前の一般公開を予定していた。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、無期限で延期していた。県民や観光客が安 -
沖縄県大会「観戦させて」球児の保護者ら署名開始 県高野連に訴え
2020/06/10 14:007月に無観客で開催される沖縄県独自の高校野球大会「2020県夏季大会」について保護者への観戦規制の緩和を求め、県内約60校の父母会が署名活動を始めた。6月に入ってからの開始で、8日現在で既に150人以上の署名が集まった。発起人らは観戦時の新型コロナウイルス対策ガイドラインも独自に策定。県高野連に負担をかけないよう協力して大会を盛り上げたいとしている。考えを早めに伝えようと興南の仲村明・保護者会長ら -
沖縄県内ホテル売買の動き広がる コロナで苦境、外資系など買収検討 県内関係者に危機感も
2020/06/09 13:00新型コロナウイルスの影響で観光業が打撃を受け、価格を下げてでもホテルを売りたい事業者が出てきていると同時に、外資系の企業や投資家らが宿泊施設の買収を検討する動きが広まっている。沖縄県内の関係者の間には「沖縄の多くの不動産や観光収益が県外、海外に持ち出されかねない」と危機感が強まっている。ホテルの運営などを手掛けるスターリゾート(那覇市)は5日に、M&A(企業の合併、買収)を希望するホテルの売却案件 -
格安「チビ車海老」全国ヒット 久米島漁協がコロナ禍を逆手 注文サーバーダウンも
2020/06/05 12:30【久米島】久米島町特産のクルマエビが新型コロナウイルスの影響によって競りの出荷価格が低下したことを受け、久米島漁協は打開策として5月13日から小ぶりのクルマエビを「チビ車海老(くるまえび)」として格安の値段で出荷している。沖縄県外客を中心に、全国各地で反響を呼び、5トンあったクルマエビは、2週間ほどで、1・5トンが売れた。日本一の生産量を誇る久米島のクルマエビは、うまみと甘みが強く、全国的に人気が -
首里城出土品展が再開 戦前の欄干など700点ずらり 埋蔵文化財センター
2020/06/05 12:30西原町上原の県立埋蔵文化財センターは、新型コロナウイルス感染防止のため、4月10日から中断していた企画展「首里城正殿跡出土品展」を5月15日から再開している。開催期間は当初、5月10日までの予定だったが、6月28日まで延長する。出土品展は首里城正殿跡の発掘調査での出土品約700点を展示している。展示会では戦前の首里城正殿の欄干や兜(かぶと)の部品、「天上人間」という銘の入った梵鐘(ぼんしょう)など -
「3密」防げ 葬儀も様変わり 大人数集う「沖縄式」から小規模化、換気や消毒徹底
2020/06/04 14:00亡くなった人との別れの場となる「告別式」。参列者が1千人を超えることもあるなど大人数が集まる沖縄の告別式にも、新型コロナウイルス感染症が直撃した。葬儀場は感染防止の一環で座席を減らし、受け付けを簡素化するなど対策を講じる。式の在り方も小規模な「家族葬」が増え、コロナ前から進む多様化がさらに加速した。新型コロナの感染拡大に伴い、新しい生活様式の中で、葬儀や告別式にも変化の波が押し寄せている。「間隔を -
「待ち遠しかった」 首里城、美ら海水族館など再開に地元客笑顔
2020/06/03 13:00新型コロナウイルスの感染防止のため臨時休園していた沖縄県那覇市の首里城公園や本部町の沖縄美ら海水族館、沖縄市の沖縄こどもの国が1日、感染予防対策を強化した上で営業を再開した。久しぶりに施設を訪れた地元の住民からは「待ち遠しかった」と喜びの声が上がった。約1カ月半ぶりに利用を再開した首里城公園。人影はまばらだったが、地元の住民らが園内を散策する姿が見られた。散歩中に通りかかったという石島繁さん(67 -
渡航自粛解除、沖縄県内の観光施設再開 観光客はまばらも回復に期待の声
2020/06/02 13:00新型コロナウイルス感染症の拡大防止のために県が求めていた県外と沖縄間の渡航自粛要請が、一部を除いて1日に解除された。本格的な観光客の受け入れ再開に向けて、本部町の沖縄美ら海水族館や那覇市の首里城公園など営業を休止していた観光施設が各地で営業を再開した。5月21日から分散登校を実施していた県立学校は1日から通常授業に戻り、部活動も再開した。緊急事態宣言の下で自粛が続いた社会経済活動に活気が戻りつつあ -
夏の高校野球沖縄大会、ベンチ入り25人に拡大 7月4日~8月2日開催決定
2020/06/01 14:00県高校野球連盟(岩﨑勝久会長)は30日午前、北中城村の県立北中城高校で臨時理事会を開き、中止となった全国高校野球選手権沖縄大会の代替大会の詳細を決定した。大会名は「2020県高校野球夏季大会」。7月4日に開幕し、8月1、2の両日にタピックスタジアム名護(名護市営球場)で準決勝、決勝を行う。新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、全試合日程を無観客で行い、開会式は実施しない。3年生を中心にできる -
沖縄全戦没者追悼式 平和祈念公園で開催を 識者ら30人が知事要請へ
2020/05/29 12:306月23日の沖縄全戦没者追悼式を新型コロナウイルス感染拡大防止のため縮小し、会場を平和祈念公園の式典広場から国立沖縄戦没者墓苑に変更すると玉城デニー知事が発表したことについて、沖縄戦研究者ら識者有志が反対し、「沖縄全戦没者追悼式のあり方を考える県民の会」を26日に発足させた。同日までに識者ら約30人が賛同の意思を示している。同会は29日に記者会見し、広く賛同者を募る。6月1日には、従来通り式典広場 -
ウチナーグチ版ラジオ体操を放送 FMよみたんが1日2回
2020/05/28 14:00【読谷】「てぃーち、たーち、みーち、ゆーち」の掛け声に合わせて、大きく深呼吸―。新型コロナウイルスの影響で外出自粛が続く中、自宅でも楽しく体を動かしてもらおうと、FMよみたん(78・6メガヘルツ、仲宗根朝治社長)が毎週月~金曜の番組内で「ウチナーグチ版ラジオ体操」を放送している。時間になるとスタッフも仕事を止め、みんなで一緒に体を動かす。「毎日、事業所のみんなでやっています」「体操のおかげで痩せま -
「笑いとエロは世界を救う」首里劇場が「NO密」で再開
2020/05/27 13:30新型コロナウイルス感染拡大に伴う休業要請や緊急事態宣言の解除を受け、沖縄県内の映画館や娯楽施設などが営業再開する中、4月23日から臨時休業していた那覇市の首里劇場も営業を再開している。金城政則館長(65)は「休館中に前を通り過ぎる常連客を見て、やるせない思いだった。どんな時でも娯楽は必要だ」と述べ、創業約70年と長い歴史を持つ同劇場の再開をアピールする。営業再開に当たり首里劇場では、入り口に消毒液 -
10万円申請に長蛇の列 南城市で開始「できれば郵送・ネットで」
2020/05/27 13:30【南城】新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、国民1人に一律10万円を配る「特別定額給付金」の申請が25日、沖縄県南城市で始まった。市役所の玄関前には市民らが申請書を持って一時長蛇の列をつくり、職員らを増員して対応していた。市の担当者は「申請初日なので混雑が起きたと思う。書類の書き方などの問い合わせがあった」と話す。市では「3密」を避けるために、郵送かオンラインでの申請を勧めているほか、窓口を訪れる -
沖縄国際大学、遠隔授業支援で学生に5万円給付 困窮学生には10万円給付
2020/05/25 14:30沖縄国際大学(前津榮健学長)は22日、遠隔授業のための通信環境整備に必要な費用を補助する「特例授業修学支援奨学金」として、全ての学部生と大学院生を対象に1人当たり5万円を給付すると発表した。経済的に厳しい学生に10万円を給付する大学独自の奨学金も新たに設置した。給付額の合計は3億円を超える。両奨学金は共に本年度限りの措置となる。新型コロナウイルスの感染防止のため休校が続く中、遠隔授業を支援すること -
新型コロナ影響で焦り? 違法のぼりが乱立 「選挙優等生」の沖縄の町でも「なくならない…」
2020/05/25 14:3029日告示、6月7日投開票の県議選が近づく中、県内各地で違法のぼりやポスターが乱立している。公職選挙法に抵触するため北谷町選挙管理委員会は「有権者は見ています」と強い言葉で啓発活動を実施。もともと北谷町は違法掲示物のない「選挙優等生」だったが、今回の県議選は違法のぼりが目立つようになった。その背景とは―。「有権者は見ています!ルールを守ってきれいな選挙 違法な横断幕・ポスター・のぼり等ダメ!」4月 -
「ウイルスは三つの顔」コロナと差別、再開初日に授業 那覇・寄宮中
2020/05/22 16:00感染者や医療従事者への差別など、新型コロナウイルスから派生する社会問題を知り、正しく恐れる姿勢を身に付けてもらうため、那覇市立寄宮中学校(前田比呂也校長)は学校再開初日の21日、2、3年生の全学級で一斉に道徳の授業を行った。生徒らは差別が起こる背景を考え、ウイルスとの向き合い方を学んだ。「ウイルスには三つの顔があります。一つは病気そのもの、二つ目は不安と恐れ、三つ目は嫌悪・偏見・差別です」担任は知 -
ホテルが「テレワーク応援プラン」 続々 オフィス環境整備 将来は「ワーケーション」視野
2020/05/21 13:15新型コロナウイルス感染拡大防止のため、在宅勤務など「新しい生活様式」の実践が求められている。家で仕事ができない人の需要に応えようと、県内ホテルの一部は客室などの施設をテレワークに活用するよう提案している。コンドミニオマキシ(那覇市)は7日から「テレワーク応援プラン」を始めた。一部の客室をオフィス風に改装した。出社が制限されている地元客などの利用があるという。同ホテルは外国人の利用が多く、昨年9月ご -
嘉手納基地が「緊急事態」延長 6月14日まで 「婚約者に会いたい」の声
2020/05/19 13:00【中部】米軍嘉手納基地の第18航空団は、新型コロナウイルスに関する公衆衛生非常事態宣言を6月14日まで延長することを決めた。在日米軍司令官の決定に準ずるもの。引き続き基地内施設の大部分を閉鎖してサービスを休止するほか、厳しい行動制限が求められる。同基地の公式フェイスブックにはストレスの蓄積や窮状を訴える書き込みが相次いでいる。嘉手納基地の公式ホームページによると、延長は「私たちの大切な財産である人 -
沖縄県内小売店でマスク流通回復の兆し 中国製が増え価格低下
2020/05/19 13:00新型コロナウイルス感染症の影響で品薄だった、使い捨ての不織布マスクの沖縄県内での流通量が増加している。主要な製造地である中国をはじめ多くのメーカーが生産を増やしており、高騰していた値段に低下傾向が見られる。供給量に回復の動きが見られる一方で、品質のばらつきに対する指摘もある。すこやか薬局グループは18日、1家族3個までとしていた購入個数制限を解除した。担当者は「まだ不安定だが供給量は徐々に増えてい -
「ネット活用」高齢者が四苦八苦 中小企業も経営者で格差
2020/05/18 16:20新型コロナウイルス感染防止対策の長期化に備えて政府は「新しい生活様式」を提唱し、人との接触を避けるためにさまざまな場面でインターネットの活用が推奨される。一方でネット利用に慣れていない高齢者からは不安の声が上がっている。テレワークやオンライン会議の導入なども求められるが、沖縄県内の中小企業では環境整備が進んでいない状況もある。■申請難しく「インターネットが苦手な人には難しい」。那覇市の金子律子さん -
コロナ後、沖縄の音楽文化はどうなる? 次世代の表現・変化への向き合い方
2020/05/18 16:20沖縄県内の新型コロナウイルスによる感染拡大に伴い、大型連休による来県自粛を呼びかける声が強まる中、とある一枚の画像がSNSを中心に広がりを見せている。時が止まったかのように人通りのない守礼門や、国際通りといった沖縄を象徴する場所の写真。その横に浮かび上がるのは「おきなわ、休業中。」の文字。この画像を作ったのは、さまざまな背景を持つ沖縄在住の若者10人で結成された「沖縄やーぐまいプロジェクト」。休業 -
「五+六+七=一八」何て読む? ユニーク看板が評判
2020/05/15 14:00【うるま】五+(たす)六+(たす)七=一八。一見するとただの足し算が、語呂合わせで読むと「コ・ロ・ナ・は・イ・ヤ」。うるま市石川赤崎の国道329号沿いにユニークな立て看板が掲げられ、地域や会員制交流サイト(SNS)で話題になっている。SNS上では「天才!」と評する声も上がっている。発案者はうるま市立宮森小学校(新垣桂校長)の教諭、石原純平さん(27)だ。石原さんは日常生活で車を運転中に、前方を走る -
「体調不良者、法律で搭乗拒否を」玉城知事発言が波紋 航空会社困惑「できるのか」
2020/05/15 14:00■コロナ全国知事会全国知事会新型コロナウイルス緊急対策本部ウェブ会議での玉城デニー知事の発言が波紋を呼んでいる。玉城知事は県外からの移入例を防ぐため、出発空港で発熱などの体調不良者に対して航空会社が搭乗拒否できるよう国に法整備を求めた。一方、航空会社の関係者らは「難しい」「法律で決められたらやるしかないが、できるのか」と困惑する。県によると、知事の発言は庁内でしっかり議論されたものではなく「国に水 -
休業要請14日解除 パチンコ店「やっと開業」 観光業者は第2波懸念
2020/05/14 13:30沖縄県は14日から新型コロナウイルス拡大防止のために実施している「休業要請」を大幅に解除する。県内で感染者が確認されてから3カ月が経過したが、主力の観光業の回復は見通せていない。県民への外出自粛要請などによって個人消費も落ち込み、経済の停滞に拍車をかけた。県幹部は直近の3カ月で県内消費が1千億円以上落ち込んだとし「経済が崩壊すると社会が崩壊する」と危機感をあらわにする。休業要請の解除で個人消費喚起