シリーズ人間の最新ニュース
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瀬戸内寂聴さん 歌手に秘書、知人らが明かす「私の人生を変えた言葉」
2022/01/17 06:00「その人の顔を見た瞬間、どんな言葉をかけてほしいか、私にはわかるの」、天台寺や京都寂庵での法話、インタビューなどで数々の名言を生み出してきた寂聴さん。言葉の達人であるだけではなく、心を癒す達人でもありました。今回登場してもらったのは寂聴さんと縁で結ばれていた人たち。それぞれの「私を救ってくれた寂聴さんの言葉」を教えてもらいましたーー。■「あなたは歌を歌うことで施しをしている」ーー歌手・中村美律子さ -
「苦しみも人生の栄養」乳がんに2度の離婚、南果歩を救った寂聴さんの言葉
2022/01/17 06:00「その人の顔を見た瞬間、どんな言葉をかけてほしいか、私にはわかるの」、天台寺や京都寂庵での法話、インタビューなどで数々の名言を生み出してきた瀬戸内寂聴さん。言葉の達人であるだけではなく、心を癒す達人でもありました。今回登場してもらったのは、いずれも寂聴さんと縁で結ばれていた人たち。それぞれの「私を救ってくれた寂聴さんの言葉」を教えてもらいましたーー。■「苦しいことも含めて人生。すべてが栄養になりま -
「愛子さまは笑わない」雅子さまを傷つけた“心ない噂”の真相
2021/12/25 06:00純白のローブ・デコルテをお召しになった愛子さまが、皇居・宮殿の車寄せにお出ましになると、一斉にカメラのシャッターが切られ、フラッシュがたかれた。一歩一歩、慎重な足取りではあったが、視線を一身に浴びてもその表情は晴れやかだった。頭上のティアラよりも、愛子さまの笑顔は輝いていた──。12月1日、天皇皇后両陛下の長女・愛子さまは20歳の誕生日を迎えられた。そして、5日の祝賀行事では陛下から勲章を授与され -
愛子さま守る“唯一の方法”だった…物議醸した雅子さま「付き添い登校」の真意
2021/12/25 06:0012月1日に成年を迎えられた愛子さま。《本当にお綺麗》《まさしく皇族の品格と美しさ》と、SNS上には絶賛の声があふれ「愛子さまを天皇に」と期待する識者も少なくはない。だが、“天皇の娘”としてお生まれになった愛子さまも、一人の少女であったことに変わりはない。皇室、そして日本を背負うというご覚悟は、いったいどのように芽生えたのか。苦難を乗り越えた20年を追うと、そこにはどんなときも支え合う家族の姿があ -
愛子さま“皇族としての自覚”育んだ「蚕飼育10年」と「平和の作文」
2021/12/25 06:00半年ほど前、宮内庁はある写真を公開した。それは愛子さまがお住まいで育てられた蚕の写真だった。なんと愛子さまは学習院初等科3年生のころに授業で蚕を育てて以来、毎年、卵から孵化させ、何世代にもわたって飼育を続けられているのだという。「宮内庁担当記者でさえ、愛子さまが10年以上も前から蚕を飼育されていたとは誰も知らず、驚きの声が上がりました」(皇室担当記者)養蚕は、明治以降の皇后が代々受け継いできた皇室 -
ワクチン打てず就職もできない“無戸籍者”24時間相談受付のNPO
2021/12/19 06:00「私は、隣にいるゲンさんの代理人で市川といいます。今日、ここに来たのは、今まさに彼の命に関わる状況があるからです。ただ私たちは法律には素人で、正直、わからないことも多いです。だからどうか追い返さないで、まず、どんな手続きが必要かというところから一つひとつ教えてください」12月初旬、大阪市にある韓国領事館。窓口のパーティションぎりぎりに詰め寄り、担当者の目をまっすぐに見ながら熱い口調で話すのは、市川 -
仕事就けず娘と心中も考えた“無戸籍者”のSOS 支援NPOが見た貧困
2021/12/19 06:00市川真由美さん(54)は、奈良市のNPO「無戸籍の人を支援する会」代表だ。法律の専門家ではないと話した市川さんがなぜ、じつは日本に1万人以上もいると言われている「戸籍のない人々」の支援をするようになったのか。それは、ある一人の女性が大きなきっかけだったという。市川さんは奈良市で結婚し、長男長女に恵まれた。そして10年1月に、夫婦でイベント会社「いち屋」を始めた。いち屋を始めて5年ほどしたころのこと -
盟友・寂聴さんに寄せ…作家・澤地久枝「死ぬ準備ができてない」
2021/12/12 06:00高齢者ともなれば、転倒して骨折すると、寝たきりになってそのまま衰えていく場合も多い。「要介護4」の言葉に恐ろしさを感じる人も多いだろう。だが作家の澤地久枝さん(91)はわずか3週間で、寝たきり状態から抜け出したという。「90歳の人が腰の骨を折ったら、社会復帰は難しいのではないでしょうか。でも私は、先月は世田谷、先週は武蔵野と行きたい美術館に行き、絵や写真を見ている。この書斎に上がってきて、原稿を書 -
要介護4から回復!作家・澤地久枝91歳、自民党へ怒りの仁王立ち
2021/12/12 06:00「90歳の人が腰の骨を折ったら、社会復帰は難しいのではないでしょうか。でも私は、先月は世田谷、先週は武蔵野と行きたい美術館に行き、絵や写真を見ている。この書斎に上がってきて、原稿を書こうと思っている。つまり、死ぬ準備ができていないんです」都内の自宅2階にある書斎で、座椅子に腰を下ろしてよどみなく話しているのは、ノンフィクション作家の澤地久枝さん(91)である。1930(昭和5)年9月3日、5人きょ -
西成の劇団むすび「看板女優」になった92歳でゲイのおじいちゃん
2021/12/05 06:00多様性が認められるいまとなっては、LGBTの人たちも当然の権利を主張するようになった。だが、それをひたすら隠して生きなければならない、そういう時代も、ついこの間まであったのだ。そうして、たったひとりで生きてきて92年、いまは大阪・西成にいる。ひとり暮らしだが、もう「孤独」ではない。3年前。家族のように、ありのままの自分を、さらけ出せる仲間と出会ったからだ――。「ほな、これ被ってなぁ」舞台の本番を前 -
89年間ゲイを隠して西成へ カムアウトし見つけた「家族」たち
2021/12/05 06:00「ほな、これ被ってなぁ」舞台の本番を前に、劇団員の女性がこう言いながら、日本髪のカツラを、おじいちゃんの頭に被せている。今日の彼の役どころは、明治時代の居酒屋の女将(おかみ)だ。「おー、バッチリやん、かわいい、かわいい!」そう言われたおじいちゃんも、まんざらでもない様子。やわらかな笑みを浮かべて「あ~ら、そう?」と小首をかしげ、台本を持つ手でしなを作ってみせている。ここは大阪・西成。「あいりん地区 -
眞子さんご結婚は「孫の初恋」美智子さまとの別れは1時間以上に
2021/11/28 06:00今年の10月26日。30歳となり、結婚会見に臨んだ眞子さんは、報道陣とカメラを前にして話し続けた。笑顔は少なく、終始硬い表情のままだった。「私たちは2人で新しい生活を始めることになります。これから生きていくなかで、また違った形での困難があると思います」祝福に包まれた婚約内定会見からわずか3カ月後の17年末、週刊誌報道で婚約者・小室圭さんの母親・佳代さんに関する金銭トラブルが明るみに。以降、結婚延期 -
眞子さんご結婚は「決別宣言」硝子の宮邸を飛び出たプリンセス
2021/11/28 06:00「眞子」という名前には「ありのままに人生を歩んでほしい」というご両親の思いが込められていた。だが、長女はそれ以上の自由を望み、選んで、家を出ていった。父と娘の思いが引き裂かれたのは、その舞台が皇室という「特別な場所」だったからだ。仲むつまじく暮らしているように見えても、実はそれぞれの思いはバラバラで、いったん事が起これば、硝子のようにひびが入り、割れてしまうのだーー。「こわい〜」93年8月のことだ -
「つっぱり棒」作る3代目社長 夫婦二人三脚で業界トップを守る
2021/11/14 06:00大阪の日用品メーカー・平安伸銅工業の社長の竹内香予子さん(39)。会社の歴史は古く、創業69年だ。初代社長は祖父、2代目は父、「つっぱり棒」トップシェアを誇る老舗会社である。2代目社長、父の康雄さんの心筋梗塞がきっかけで、新聞記者だった娘に白羽の矢が立った。26歳で入社したときは右も左もわからなかった。しかし、いまや竹内さんは会社のかじ取りから広告塔までこなし「つっぱり棒博士」として多くのメディア -
「つっぱり棒博士」で3代目社長 これからも製品で顧客に恩返しを
2021/11/14 06:00「こんにちは〜、つっぱり棒博士でーす。つっぱり棒を使えば、収納や間取りに左右されない、私らしい暮らしを手に入れることができるんです。まだまだ知られていない、つっぱり棒の使い方を、私の知識や経験をもとに、たくさんの人に伝えていきたいと思いまーす!」熱っぽく、ときに関西人らしく笑いもちりばめながら、インターネットの配信動画の中で、「つっぱり棒博士」は語りかけていた。トレードマークのボーダーのシャツにメ -
「カッコいい兄がいる」天国の翔平ちゃん母が送った大谷翔平へのファンレター
2021/11/03 18:00’19年1月5日、大谷翔平が大阪の病院で心臓病の赤ちゃん・川崎翔平ちゃんをお見舞いしたというニュースは、多くのテレビや新聞で報じられ、その反響は想像以上だった。街頭募金で配るチラシを見た人たちも「翔平くん!? 知ってる!」「大谷選手と会った子や!」と、声を上げる。また寄付を集めるために立ち上げられた団体「しょうへいくんを救う会」の事務局への電話も鳴りやまないほどだったという。寄付金が目標の3億5千 -
心臓病で旅立った翔平ちゃんの母明かす大谷翔平との“キャッチボール”
2021/11/03 18:00小さなお仏壇のまわりは、とてもにぎやかだった。『はらぺこあおむし』の絵本、『アンパンマン』のチーズのぬいぐるみ……。みんな“翔平ちゃん”のお気に入りのグッズだという。そのなかでも大切そうにケースにおさめられている名前入りのボールはひときわ目を引いた。《翔平くんへ》、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手(27)が当時1歳6カ月だった同じ名前を持つ男の子・川崎翔平ちゃんにプレゼントしたサインボールな -
シンママで女性漫画家の水野英子「私にしか描けない物語がある」
2021/10/31 06:00漫画家・水野英子さん(81)といえば、女性が描く少女漫画のパイオニアだ。代表作は『白いトロイカ』『ファイヤー!』『星のたてごと』など、どれも当時の先進的なテーマばかり。そんな水野さんは駆け出しのころ、手塚治虫、赤塚不二夫、石ノ森章太郎、藤子不二雄A、藤子・F・不二雄、寺田ヒロオといった昭和を代表するマンガ家が青春時代を過ごした「トキワ荘」で暮らした。研鑽を積み、その後「赤塚不二夫、石ノ森章太郎と合 -
トキワ荘の紅一点 水野英子語る「24時間マンガ漬けだった日々」
2021/10/31 06:00「本当によく再現されています」玄関のたたきをあがるとすぐに続く木製の広い階段を、ゆっくりと上りながら、水野英子さん(81)は感慨深げにつぶやいた。一段上るたびにギシギシとたわむ階段、ミシミシ軋む廊下の薄暗さ、ガスコンロやブリキのタライ、木製の洗濯板が雑然と置かれた共同炊事場、男女共同のくみ取り式和式便所……。隅から隅まで昭和30年代当時の面影が残る。ここは「トキワ荘マンガミュージアム」(東京都豊島 -
還暦過ぎてホテル社長に「女は教育不要」を跳ねのけた元専業主婦
2021/10/24 06:00「清掃済みの部屋と、そうじゃない部屋は、どこを見てチェックしますか?」開業間もないホテルの、真新しくシンプルなフロントデスクで、同ホテルの社長を務める女性が、パソコンのモニターをのぞき込みながら、こんな質問をしていた。問いかけられた若い女性スタッフは、緊張した面持ちで「それは、こちらで……」と、少しぎこちない仕草でパソコンを操作している。「なるほど、そうね、ここで見るのね。ところで、なんでこの2つ -
レジ打ちからホテル社長へ 元専業主婦社長が語る「埋もれた人材」
2021/10/24 06:00今年7月、東京・新橋に開業した外資系ホテル「LOF HOTEL Shimbashi」。同ホテルを運営する日本法人の社長に、今年5月に就任したのが、薄井シンシアさん(62)だ。社長として多忙な日々を送る薄井さんだが、じつは、14年前までは、家事と育児に専念する専業主婦だった。仕事に復帰したのは07年、48歳のとき。初めは、夫の赴任地のタイ・バンコク。本人いわく「給食のおばちゃんからの再スタート」だっ -
脳腫瘍で話せなくなった妻を見送り…高木ブー語る家族の時間
2021/10/18 11:00米寿を迎えた、高木ブーさん(88)。ドリフというあれだけの大スターの一員だったのに、私生活は、妻をいちずに愛して、生まれた孫がかわいいおじいちゃんという、ご本人の言うとおり「どこにでもいる」普通の人だった。だからこそ、スキャンダルもなく、おごらず、地道にやってきた活動が、いま大きく花開こうとしているのは、天の配剤といったところか。天国の妻も、58歳で逝ったときと変わらない姿で、夫の音楽を楽しんでい -
米寿迎えた高木ブー語る半生 目標は100歳のウクレレ弾き
2021/10/18 11:00「こんにちは。今日はよろしく」ふっくらとした白い肌に穏やかな声。つえこそついているものの、高木ブーさん(88)は、視聴率50%超えの伝説のオバケ番組『8時だョ!全員集合』(TBS系)以来おなじみの温かさでほほ笑んだ。9月15日午後3時。「“ドリフ時間”というのがあって。ドリフはなんでも3時からだったんです。午後3時に集合して、そのあとは夜中まで打ち合わせや稽古が続きましたから」その習慣はいまも続い -
「原点は恩返し」全盲の佐藤ひらりがパラで国歌の夢を叶えるまで
2021/10/11 11:00仮死状態で生まれ、目が見えることはないと宣告された。それでも、絶望などしなかった! 保育園のピアノに触れ、指1本で演奏した。震災時は、作詞作曲した歌で多くの人々を勇気づけた。歌声は日本にとどまらず、アメリカはアポロシアターで万雷の拍手を浴びるに至った。そしてかなえた、パラリンピックでの国歌独唱の夢。佐藤ひらりさん(20)の歌は世界中の人に笑顔と力を与えた。「原点は恩返し」と、夢の途中にいる彼女は語 -
パラ開会式で国歌 佐藤ひらり「夢を叶えるには言い続けること」
2021/10/11 11:00伸びやかで、透明感のある歌声が、夜空に染み入るように、神宮の杜に響き渡っていた。8月24日、東京・国立競技場で執り行われた東京パラリンピック開会式。式序盤、日本国旗の掲揚とともに行われた国歌独唱。その大役を務めたのが、武蔵野音大2年で、生まれつき全盲のシンガー・ソングライター、佐藤ひらりさん(20)。淡いピンク色のドレスに身を包み、両手でマイクを握りしめ、真っすぐ前を向いて歌い上げた。「珍しく、す