最後の“銀座の花売り娘”81歳。作家・伊集院静さんとの路上での“対決”
記事投稿日:2022/12/04 06:00 最終更新日:2022/12/04 06:00
なじみ客の清武さんと「3日前、さっぱり売れなくて困っていたら、清武さんが2回も来て全部買ってくださったの」
【前編】戦後の混乱期、13歳で花を売り始めて68年。最後の“銀座の花売り娘”81歳より続く「お花はいかが? おみやげにいかがですか」赤や黄色のバラを中心にアレンジした花束をいくつも抱え、黒塗りの車やタクシーが渋滞する銀座のネオン街で人びとに声をかけるが、立ち止まるどころか目を合わせてくれる者さえいない。「昔は、花、花ってお客さんが集まってきて大変だったのよ。でもいまはぜ...