シリーズ人間の最新ニュース
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小野リサ ボサノヴァの女王が明かした3人の子供との子育て秘話
2018/08/05 11:00“サウダージ”というポルトガル語をご存じだろうか。「憧憬」とも訳される、ふるさとを懐かしむような気持ちのことだ。日本とブラジルという2つのふるさとを持つ、ボサノヴァの女王・小野リサさん(56)。デビュー当時は、ブラジルへの思いを歌に込めてきたが、母となってからは、日本の歌を歌うことが多くなった。子どもたちと過ごす「ふるさと」への思い。その場所を守るために、リサさんは日々の暮らしを整え、子どもたちへ -
小野リサ 母となってからは大きな声で子供たちを叱ることも
2018/08/05 06:00「今日の公演(6月16日・前橋市民文化会館大ホール)を終えたら、明日は朝一番で香港でのコンサートに向けて旅立ちます。その後も、北海道、長崎、上海……」今年は、ボサノヴァの女王・小野リサさん(56)がデビューしてから30周年。同時にボサノヴァ誕生60年、日本人のブラジル移住110年など、いくつもの節目が重なって、例年になく精力的な音楽活動が続いている。ボサノヴァが誕生したちょうど60年前、'12年に -
過労死NHK記者両親の怒り「安倍総理、娘はいまも泣いています」
2018/07/29 11:00残業200時間超……'13年7月に過労のため31歳で急逝したNHK記者・佐戸未和さん。今国会での“過労死促進法案”成立に、両親は再び怒りと悲痛の叫び声をあげる――。「大事な娘を先に失った親の気持ちがわかりますか。未和の誕生日の6月26日、命日の7月24日が近くなると、特に悲しくなります。私はいまでもお薬を飲まないと眠れません。無理にでも眠って、ようやく見る夢のなかでも、私はやはり悲しんでいて、悲し -
NHK過労死記者母の慟哭「大好きな仕事で亡くなるなんて…」
2018/07/29 11:00両親とも、娘の「過労死」をいまも受け入れられない。政治の動きは2人の気持ちをさらに逆なでする。若者を中心にこれだけ“犠牲者”が続出しているのに、6月29日、頑張って働く労働者を死に追いやるような働き方改革関連法案が成立してしまったからだ。「働き方改革」として、法案を総理自らが旗を振って進めたことに対する怒りも収まらない。大好きな仕事によって、未来を奪われた娘の無念を晴らすために、過労死根絶を目指し -
『徹子の部屋』お花係が故・高倉健さんから贈られた「都忘れ」
2018/07/22 11:00『徹子の部屋』(テレビ朝日系)で、黒柳徹子さん(84)がゲストの名前を告げ、ついで視聴者の目に飛び込んでくるのは、ゲストと鮮やかな花々。そのアレンジとゲストの衣装がシンクロしたとき、スタジオはいっそう華やかに。42年間、約1万回も花をしつらえてきた石橋恵三子さん(77)は、「私は裏方ですから」と言う。そのとおりだが、『徹子の部屋』に来たゲストの笑顔が輝きを増すのは、石橋さんの花が引き立てるからだ。 -
『徹子の部屋』第1回から花を生け続けて42年、石橋恵三子さん
2018/07/22 06:00「本日は、女優の梶芽衣子さんにおいでいただきました」耳になじんだオープニング曲とともに、6月26日正午過ぎ『徹子の部屋』(テレビ朝日系)のゲストが司会の黒柳徹子さん(84)から紹介された。颯爽と登場した梶芽衣子さん(71)の白いスーツに対し、黒柳さんは対照的な赤い衣装。続いてカメラが移動すると、両者の間のテーブルの飾り花も、まるで配色のバランスを打ち合わせしていたかのように、赤、白のバラをメインに -
京都府警初の女性第三課長 児童虐待、DV、ストーカーは許さない
2018/07/09 11:00京都府警察本部刑事部の捜査第三課。大塚照美さん(58)が課長を務める部署である。主に扱うのは、連続的な窃盗や盗犯、金庫破りや事務所荒らしなどだ。「ここは役職でいうと課長のほか係長や主任などがいる場所で、デスクワークが中心です。各警察署管内で発生した事件の内容、捜査状況の情報集約や分析などを行っているんですね。私は課長としては、報告を受けて指示を出したり、方針を決めたりしています」(大塚さん)窃盗事 -
京都府警初の女性第三課長 女性ならではの視点で被害者に寄り添う
2018/07/09 11:00“究極の男社会”といわれる警察組織のなかで、たたき上げで、いまのキャリアを築いてきた。しかも、仕事と家庭を両立させてきたというから、驚くほかはない。常に被害者に寄り添うことを心がけてきたという。それを可能にしたのは、3人の子供を育て上げた、女性ならではの“一般市民と同じ”目線があったからだ。猛者を率いて、大塚照美さん(58)は今日も陣頭に立っている——。「キャリアアップすればするだけ、高いハードル -
指揮者・西本智実「隠れキリシタンの末裔」として復元した祈りの歌
2018/07/02 16:00世界最大級の教会堂、バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂の、ローマ法皇の名によるミサの開始を告げる澄んだ音色のベルが鳴り響いた。ルネサンス時代やバロック時代の第一級の芸術家が造営に携わった壮麗な大聖堂の一角に、約300人の日本人を中心にした合唱団が控えている。彼らの前で、黒の礼服に身を包んだ長身の女性が静かに佇み、ミサの進行を見守っていた。168センチの長身、彫りの深い端正な顔だち。指揮者・西本智実 -
世界遺産登録へ「隠れキリシタンの里」精神受け継ぐ女性指揮者
2018/07/02 16:00「オラショは、口伝だけで450年続いてきた。それが、発祥の地のバチカンに帰って、よみがえった。私の歩んできた音楽の道には、果たすべき役割があったんだなあと感無量でした。そこには、名もなき継承者が450年もの間、存在したということ。1人でも欠けていたら、実現しなかったことです。自分たちも長い歴史の1人なんです。やはり神様はいるんだと痛感しました」(西本智実さん)世界最大級の教会堂、バチカン市国のサン -
母からの“将棋ネックレス”支えに…19歳女流棋士の挑戦
2018/06/23 11:00武富礼衣さん(19)は、出身地の佐賀県では、男女合わせて初めてのプロ棋士だ。幼いころの礼衣さんは、3歳上の兄の友達に交じって野球やドッジボールをする活発な女の子。しかし、5歳で将棋と出合うと外遊びよりも将棋を優先するようになった。佐賀には将棋道場がなく、小3のころから、車で片道1時間半かけて福岡県筑紫野の道場に通い、小5からは、福岡県の将棋会館に通って、力をつけた。将棋では技術だけでなく、儀礼も学 -
19歳の女流棋士「藤井聡太七段にも負けない、将棋への執念」
2018/06/23 11:00藤井聡太七段(15)の活躍で、いまや将棋ブームまっただなか。昨年、中学3年生で歴代新記録の29連勝の記録を打ち立てると、わずか1年半で、四段から七段まで駆け上がる。藤井七段の動向は、連日のように報道され、対局の際の勝負飯“豚キムチうどん”にまで注目が集まり、写真付きクリアファイルやサイン入り扇子はすぐに完売。ネットでは偽の色紙まで出回った。「藤井先生のおかげで、将棋は指さなくても、観戦するのが好き -
在日コリアン映画監督が見る米朝首脳会談「期待も絶望もない」
2018/06/16 11:00「なんかね、会いたくても会えない家族の写真ばっかり壁に貼ってたので。これはいかん、これじゃ母は寂しさが募るばっかりやと、最近やっと気がつきまして」大阪市生野区にある1軒の住宅。たくさんの古い写真が飾られた部屋の壁を見回しながら、彼女はこう言って笑った。カメラ越しにこちらをじっと見つめる少年たち、レンズを向けられはにかむ女の子、たくさんの勲章を胸元に下げ誇らしげな壮年の紳士……色あせたそれらの写真に -
在日コリアンの映画監督ヤン・ヨンヒ 兄は北朝鮮で暮らす
2018/06/16 11:00自らの家族を撮ったドキュメンタリー映画『ディア・ピョンヤン』や、安藤サクラ、井浦新らが好演した劇映画『かぞくのくに』など、在日コリアン2世の映画監督・ヤン ヨンヒさん(53)がメガホンを取った作品は、国内外の映画祭で高い評価を得てきた。今年春には、自身の大学生活をモチーフに書いた小説『朝鮮大学校物語』(KADOKAWA)を出版したばかりだ。1964年、在日コリアンが数多く暮らす大阪市生野区に生まれ -
110歳の現役書道教師「甘いもの、牛肉が好き。いまでも自ら台所に立つ」
2018/06/09 11:00大阪府吹田市。ここに「皇寿を迎え、なお現役の書道の先生がいる」と聞いた。「皇寿」とは数え111歳の長寿の祝いのこと。つまりは、満110歳の、現役の書道教師がいる……にわかには信じ難い思いを抱えたまま、記者は現地に赴いた。「あなた、東京から? わざわざどうも、ありがとうね」菅谷藍さんは110歳のいまも、病院でも施設でもなく、自宅で一人暮らしを続けている。少し曲がった腰をさらに折り畳むようにして、深々 -
110歳の現役書道教師「化粧は欠かさん。1歳でも若くみられたいから」
2018/06/09 11:00「よくもまぁ、こんな年までずうずうしく生きてきたものやなぁ。自分でもびっくりするわ」大阪府吹田市。ここに「皇寿を迎え、なお現役の書道の先生がいる」と聞いた。「皇寿」とは数え111歳の長寿の祝いのこと。つまりは、満110歳の、現役の書道教師がいる……にわかには信じ難い思いを抱えたまま、記者は現地に赴いた。「あなた、東京から? わざわざどうも、ありがとうね」菅谷藍さん(110)は、少し曲がった腰をさら -
アルコール依存症からの回復「自分をすきになれてよかった」
2018/06/02 16:00奈良県橿原市にある女性専用の依存症からの回復支援施設「フラワーガーデン」。アメリカで確立された「治療共同体」の手法を取り入れた日本初の施設で、現在、10~60代までの入居者18人が、共同生活を送りながら回復プログラムに取り組んでいる。壁も本棚も白で統一された簡素なワークルーム。講師を務める施設代表のオーバーヘイム容子さん(36)は、テーブルを囲んだ女性たちに視線を送りながらこう語った。「依存症にな -
異性との関係、育児…女性の人生に潜むアルコールという罠
2018/06/02 11:00「子どものころ、自分は将来、アルコールや薬物の依存症になると思っていた人は?」奈良県橿原市にある女性専用の依存症からの回復支援施設「フラワーガーデン」。アメリカで確立された「治療共同体」の手法を取り入れた日本初の施設で、現在、10~60代までの入居者18人が、共同生活を送りながら回復プログラムに取り組んでいる。壁も本棚も白で統一された簡素なワークルーム。講師を務める施設代表のオーバーヘイム容子さん -
“元祖こども食堂”近藤博子さんが語る、現代日本の子供たちの「食」
2018/05/19 16:00現在、日本の子どもの「7人に1人が貧困」とされる。そんな子どもたちが通う「こども食堂」。日本全国で2,286カ所、のべ100万人超が利用しているという――。「お帰り! いらっしゃい! おなかすいたでしょう」東京都大田区は東急池上線の蓮沼駅近くにある「気まぐれ八百屋だんだん」。毎週木曜の夕方から、ここの店内でこども食堂が開かれる。午後5時半。店主の近藤博子さん(58)が、中学生の女子4人を迎え入れる -
「ワンコインならゲーセンのコインでもOK」“元祖子ども食堂”の思い
2018/05/19 16:00両親が共働きで、いつも“一人で食べる”からだろうか、水で流し込むように食べる子も多い。朝食抜き、出来合いのお総菜ばかり並ぶ……見えてくるのは、現代日本の子どもたちが直面せざるをえない「食」の貧しさなのだ。1週間にたった1度でも、豊かな食事を皆で囲めば、子どもも大人もひと息つける。そんな場所が、今こそ求められている――。東京都大田区は東急池上線の蓮沼駅近くにある「気まぐれ八百屋だんだん」。毎週木曜午 -
芥川賞作家・若竹千佐子「家族に尽くす人生で幸せにはなれねぇの」
2018/04/21 11:00「不思議、不思議、本当に不思議……いまでも『これは夢だべか?』と思います」昨年、デビューした64歳の新人作家・若竹千佐子さんは、そう照れたように笑った。若竹さんは昨秋、新人作家の登竜門・文藝賞を史上最年長で受賞。それを機に出版されたデビュー作『おらおらでひとりいぐも』(河出書房新社)は、年が明けると今度は、第158回芥川賞を受賞した。小説の主人公は、子どもが独立し、夫に先立たれた74歳の“桃子さん -
芥川賞作家・若竹千佐子 最愛の夫の死の裏に見出した”自由の喜び”
2018/04/21 11:00人なつこく、素直で、偉ぶらず、素朴。デビュー作で芥川賞を取った若竹千佐子さん(64)は、およそ作家らしからぬ人だ。そんな“平凡な専業主婦”が作家になれたのは、最愛の夫の死の裏に“自由の喜び”を見つけたから。そして、主婦のタブーを小説にした。「人のために生ぎるのはやっぱり苦しいのす」と――。「不思議、不思議、本当に不思議……いまでも『これは夢だべか?』と思います」(若竹さん・以下同)昨年、デビューし -
平均年齢71歳チアチーム「ジャパンポンポン」が目指す未来
2017/08/26 16:00「やめようと思ったことはありません。世間さまからどう見られても気にならないんです。世間さまは非難することはあっても、助けてくれませんから。やっぱり自分の思いの強さが一番なんです」そう静かなまなざしで話すのは、「JAPAN POMPOM(ジャパンポンポン)」の創設者であり、いまもセンターで踊る滝野文恵さん(85)。「ジャパンポンポン」は、日本のマスコミはもとより、イギリスやスイスの国営テレビからも取 -
「ポーラ」執行役員が明かす“セールスレディ”長命の理由
2017/08/20 11:00「65%が20~40代で『一生続けられる仕事を』と、転職組も増えています。80~90代は2,900人、そのうち90歳以上は300人いらっしゃいます」そう語るのは、株式会社ポーラの神谷知子執行役員。現在ポーラには“ポーラレディ”と呼ばれたビューティーディレクター(以下BD)が全国に4万2,000人いる。高齢になっても仕事が続けられるのはポーラ独自の仕組みにあると神谷さん。「ポーラのBDは、会社との委 -
90歳が300人以上!「ポーラレディ」美肌の秘訣に密着
2017/08/20 11:0090歳でセールスをしている奇跡的レディが日本に300人以上いると聞いて驚いた本誌が取材したのは、大分県にお住いの「愛されキャラ」の92歳。仕事を生きがいに、美と輝きを保って働いている姿は、まさにスーパーレディだった――。福岡空港から車を走らせること約1時間。福岡県との境に位置する大分県日田市の「ポーラ ザ ビューティー」日田駅前通店で、秋吉カズさんが記者を出迎えてくれた。「コレ(洋服をさして)いつ