シリーズ人間の最新ニュース
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自殺や早世…十三代目襲名の海老蔵が背負う“市川團十郎の重圧と業”
2022/11/27 06:00「まだまだ未熟者で先祖の足元にも及びませぬが、一生懸命努力をして、精進したいと思っております。市川宗家としての覚悟でございます」11月7日、市川海老蔵改め市川團十郎白猿(44)の十三代目襲名披露公演が、歌舞伎座にて華やかに開幕した。「口上」に続き、厄落としになるといわれる市川家伝来の「にらみ」も披露。さらに家の芸である『勧進帳』『助六』では、團十郎が見えを切るたびに、「成田屋!」「十三代目!」とい -
W杯初の女性主審・山下良美さん 選手でなくとも主審として世界の舞台へ
2022/11/20 06:009月18日、東京・国立競技場で行われた、J1リーグFC東京×京都サンガF.C.戦で、日本のサッカーに新たな歴史が刻まれた。試合開始前、5万994人の大観衆の視線はフィールド中央に集中。両軍の選手ではなく、センターサークルから5mほど離れて直立する、ライムグリーンのユニホームに身を包んだ女性に、だった。ロングヘアを後ろで束ね、唇を結んでキリリと表情を引き締めた彼女は、山下良美さん(36)。女性初のプ -
長友佑都が絶賛 W杯初の女性主審「審判としてならサッカーに貢献できるかも」
2022/11/20 06:00「素晴らしかった。初めてに見えないくらい、堂々とコントロールしてくださった。試合が荒れなかったのは審判の方のおかげでもあるので、ありがたいと思います」サッカー日本代表でFC東京に所属する長友佑都(36)は激闘の後、この歴史的な一戦を担当した主審について、こう称賛した。9月18日、東京・国立競技場で行われた、J1リーグFC東京×京都サンガF.C.戦で、日本のサッカーに新たな歴史が刻まれた。試合開始前 -
93歳の推し活がバズり中!闇市にも浅草にも松潤ほどの男はいない!
2022/11/06 06:00〈肉は脂ぎってるほうがいい93歳〉(9月22日)「こういうの好きよ、グーね」食卓に並んだ好物のスペアリブを前に、あえてギトギトの軟骨をつかみ取っては、ためらいなくかぶりつく“肉食系”おばあちゃん。〈韓国語で「ありがとう」と言いたい93歳〉(5月5日)韓流ドラマをもっと楽しみたいと、韓国語にチャレンジ。「カムサハムニダ」と言うつもりが、「パンにハム」など、すんなりと言えずに落ち込む。ひたすら明るい祖 -
83年間働きづめの名物女将・草間千恵子さん。93歳の推し活がバズり中!
2022/11/06 06:00【前編】93歳の推し活がバズり中!闇市にも浅草にも松潤ほどの男はいない!から続く〈肉は脂ぎってるほうがいい93歳〉(9月22日)「こういうの好きよ、グーね」食卓に並んだ好物のスペアリブを前に、あえてギトギトの軟骨をつかみ取っては、ためらいなくかぶりつく“肉食系”おばあちゃん。〈韓国語で「ありがとう」と言いたい93歳〉(5月5日)韓流ドラマをもっと楽しみたいと、韓国語にチャレンジ。「カムサハムニダ」 -
女の体は祝福されていると思った ストリッパーデビューの書店員語る舞台の魅力
2022/10/30 06:00【前編】文学賞より売れると評判の“新井賞”創設の書店員 39歳でストリッパーデビューした理由より続く「今、何歳だっけ? 忘れちゃうんですよね」。そう、キュートな笑みを浮かべる新井見枝香さん(42)が舞台に上がる。東京は上野公園にもほど近い繁華街の地下にある「シアター上野」は、この界隈で唯一のストリップ劇場だ。ダイナミックで明るいナンバーにはハッとするほど美しい瞬間があった。三省堂書店に勤務していた -
文学賞より売れると評判の“新井賞”創設の書店員 39歳でストリッパーデビューした理由
2022/10/30 06:00東京は上野公園にもほど近い繁華街の地下にある「シアター上野」は、この界隈で唯一のストリップ劇場だ。薄暗かった場内に、大音量でマドンナの曲が流れ始めると同時にピンクや紫の照明が灯り、ミラーボールが回転を始めた。その瞬間からお客たちの視線は、ステージ上で、シルバーに輝く衣装に身を包んだ金髪の踊り子・新井見枝香さん(42)にくぎ付けとなる。リズムに乗ってステップを踏みながら、スカートの裾をヒラヒラさせた -
91歳、現役介護看護師 74年間さすり続けた掌のぬくもり
2022/10/23 06:00「チエさん。ここは『ぬくもりの里』の談話室やで、わかる?」「……」介護スタッフの細井恵美子さん(91)が声をかけるが、車いすに座ってうつむいた状態のチエさん(80)は、無言のまま。それでも細井さんは、根気よく語りかけを続ける。「今日はあいにくの雨やなぁ、うっとうしいな」やわらかな京都弁を口にしながら、細井さんが自らの左手をチエさんの背中に当てたとき、ようやく彼女の首が「うん」とうなずくように、小さ -
91歳、現役介護看護師の74年間 利用者と目を合わせ、話に耳を傾け、肌を合わせる
2022/10/23 06:00【前編】91歳、現役介護看護師 74年間さすり続けた掌のぬくもりより続くここは、京都府木津川市の山あいにある「山城ぬくもりの里」。特別養護老人ホームやケアハウスも併設する総合福祉施設だ。デイサービスの談話室での光景は、一見、どこにでもある介護の現場のようだが、ほかの施設と大きく違うのは、介護職で同施設の顧問も務める細井恵美子さんさんが91歳で、利用者たちが80代や70代など、介護者より年下というこ -
安藤優子「岸田さん、“女性国会議員1割”では日本は変わらない!」
2022/10/16 06:00「この本は、けっして自民党批判ではなく、もっと大きな日本社会が抱えている女性に対する認識への批判であり、問題提起なんです。ただ、その「女性認識」を作り上げてきたのが、長い間、政権与党であった自民党ですよね、ということ」こう語るのは、キャスターでジャーナリストの安藤優子さん(63)。世論の反対も大きいなか、9月27日火曜日に行われた安倍晋三元首相の国葬や、旧統一教会と政界との癒着が大きな社会問題とな -
安藤優子「日本の女性たちよ、“わきまえないオンナ”になろう!」
2022/10/16 06:00【前編】安藤優子「岸田さん、“女性国会議員1割”では日本は変わらない!」より続く「女は家に閉じこもって良妻賢母をやっていればいい」という、いまだ続いている自民党の女性観から脱して、人が個として評価される社会を目指そう――。「この本は、けっして自民党批判ではなく、もっと大きな日本社会が抱えている女性に対する認識への批判であり、問題提起なんです。ただ、その「女性認識」を作り上げてきたのが、長い間、政権 -
「赤ちゃんポスト」一人目の宮津航一さん「僕が子ども食堂を作った!」
2022/10/02 06:00カトリック帯山教会(熊本市)では、午前9時30分から年配女性や学生らが集まり、毎月第2土曜日に開催される「ふるさと元気子ども食堂」の準備が始まった。スタッフの中心にいる青年は、この日の段取りをテキパキと説明し終えると、今度は早足で持ち場ごとにアドバイスを与え、会場を動き回る。そして11時スタートと同時に来場する子どもと、その親の対応に回った。カレーライスやキッシュが振る舞われた食堂では、ビンゴ大会 -
子ども食堂を作った宮津航一さん 養親や周囲の人たちに育てられた“恩返し”
2022/10/02 06:00【前編】「赤ちゃんポスト」一人目の宮津航一さん「僕が子ども食堂を作った!」より続くカトリック帯山教会(熊本市)で、毎月第2土曜日に開催される「ふるさと元気子ども食堂を始めた宮津航一さん(18)。彼は「赤ちゃんポスト」での経験と子ども食堂の活動は、直接結びつくものではないと言う。だが、自分を育ててくれた無償の愛情を、地域の子どもたちに体験してもらいたいと思うのは、自然な流れではなかっただろうかーー。 -
精神科医・香山リカさん 北海道で僻地医療に取り組む新たな生き方選んだ理由
2022/09/25 06:00【前編】精神科医・香山リカさん 北海道で僻地医療を「自分をだますのはやめました」より続くマスコミで活躍している有名文化人は、母、そして尊敬する医師の死に直面。60代を迎え、新たな生き方を選んだ理由ーーメガネがトレードマーク。テレビや雑誌でも顔を見たことがある人が多いはずの女性が、いま僻地医療に取り組んでいる。生い茂る林のあいだを伝う車道はカーブが多い。あいにくの荒天のこの日は日中から薄暗く、ヘッド -
精神科医・香山リカさん 北海道で僻地医療を「自分をだますのはやめました」
2022/09/25 06:00北海道・むかわ町穂別。道の南西部、苫小牧市や室蘭市と同じ胆振地方に属するむかわ町の北部にあり、人口2千300人ほどの地区だ。この山あいの集落の一角にある、打ちっぱなしのモダンな施設が、穂別診療所。同地区で唯一の医療機関で、地域の人はなにかあるとまず、ここに診察に訪れる。入院患者を受け入れることもでき、保有ベッド数は19床ある。中の処置室で、高齢の女性が診療用のベッドに横たわっていた。「痛いよね~」 -
浪曲に魅せられ、空襲を生き延び…99歳の曲師・玉川祐子の半生
2022/09/11 06:00「それでは、お時間の見えますまで!」若手浪曲師・港家小そめさんの、ひときわ大きな声が場内に響く。このひと声が、演題が始まる合図だ。すると、上手に座る曲師・玉川祐子さん、待ってましたとばかりに三味線を構え直し、バチをサッと動かした。同時に、気合の入った掛け声を、甲高く発する。「イヨーーーッ!」22年8月の東京・浅草。浅草寺のすぐ脇にある「木馬亭」では、真夏のこの日も、日本浪曲協会主催の定席が開かれて -
100歳目前で舞台へ!浪曲を愛した玉川祐子師匠
2022/09/11 06:00【前編】浪曲に魅せられ、空襲を生き延び…99歳の曲師・玉川祐子の半生から続くニコニコと「みかん持っていきな」と食べ物を渡してくれる玉川祐子さん。だが、舞台に上がれば表情もキリリと締まる。三味線を手にする小さな体からは、「イヨーーーッ!」と腹に響く掛け声が。浪曲ーー。「浪花節」とも呼ばれる日本の伝統話芸だ。同じ話芸でも、それぞれ1人で舞台を務める講談や落語と違って、こちらは「語り」を担う「浪曲師」と -
元信者で脱会支援する牧師「統一教会2世は、親を否定すると自分はいなくなる」
2022/09/04 06:00【前編】元統一教会信者で、脱会を支援する牧師が語る“ハンカチ売り”の日々と贖罪の気持ちより続く「ここは貧困状態に陥ってしまった人やDV被害者たちをかくまう“シェルター”として使っていた所。もちろん信者や、いわゆる2世が滞在していたこともあります」福島県白河市の住宅街の一角。老朽化し、現在はシェルターとしては使っていないという古い民家の玄関扉をこじ開けるように開いたのは、日本基督教団白河教会の牧師・ -
元統一教会信者で、脱会を支援する牧師が語る“ハンカチ売り”の日々と贖罪の気持ち
2022/09/04 06:00「ここは貧困状態に陥ってしまった人やDV被害者たちをかくまう“シェルター”として使っていた所。もちろん信者や、いわゆる2世が滞在していたこともあります」福島県白河市の住宅街の一角。老朽化し、現在はシェルターとしては使っていないという古い民家の玄関扉をこじ開けるように開いたのは、日本基督教団白河教会の牧師・竹迫之さん(55)。7月8日に起きた安倍晋三元首相の銃撃事件を機に、「世界平和統一家庭連合(旧 -
白内障で目が見えない象のアヌーラ 体調が悪い時は仲間の象に支えられた
2022/08/28 06:00【前編】国内最高齢ゾウのアヌーラ 三笠宮さまご夫妻の平和の願いを乗せてより続く8月6日。77年前、広島に原爆が落とされた日だ。そんな日に多摩動物公園を訪れると、1頭の象が歓声を上げる子どもたちに囲まれていた。象の名前はアヌーラ。国内最高齢のおじいちゃん象は、戦後、スリランカから日本にやってきた。平和と友好の象徴だ。白内障で目が見えないアヌーラは、それを感じさせないほど元気な姿を見せてくれる。そんな -
国内最高齢ゾウのアヌーラ 三笠宮さまご夫妻の平和の願いを乗せて
2022/08/28 06:00東京都心から35km離れた多摩丘陵の生い茂る雑木の緑は、一段と濃さを増している。その緑の輝きに、子どもたちの声が響く。「うわ、ぞうさんだ! 大きい!」「見て、見て、りんごを食べているよ。カワイイね!」小さな瞳が見つめる先で、足元に落ちたりんごを探るように長い鼻を動かしているのは、雄のアジアゾウ「アヌーラ」。推定年齢は69歳。日本国内で最高齢のゾウだ。アヌーラが暮らしているのは、丘陵の一角にある多摩 -
シンガーソングライター藤井風“聖地”里庄町取材で分かった飾らない人柄
2022/08/21 06:00「7月半ばまでは、役場の風さんへのメッセージノートにも、コロナの病状を心配する書き込みが目立ちました。今は回復しライブ活動も再開されたようで、7月21日のお隣の広島でのコンサート後には、ここ里庄まで足を延ばしてみたというファンの方も多くいらっしゃいました」里庄町役場・企画商工課の樋之津公祐さん(33)が語る。岡山県の南西部に位置する、緑豊かな里庄町は、シンガー・ソングライター、藤井風(25)の生ま -
シンガー藤井風のデビュー前秘話 町のコンサートでおばあちゃんたちを熱狂させて
2022/08/21 06:00【前編】シンガーソングライター藤井風“聖地”里庄町取材で分かった飾らない人柄より続く「ピアノの奇行師 藤井風」里庄町ボランティアすみれの会会長の青木耕治さん(77)は、’18年4月、藤井と初対面の場で差し出された名刺を見て、その肩書に驚いたという。「町内の文化ホールでの無料コンサートに出てもらおうと、まず打ち合わせで風くんと会いました。当時、彼は20歳。長身の二枚目で貴公子然としている印象でしたが -
【御巣鷹山から37年】「なぜ、救助は翌朝に?」天国の夫に誓う墜落の真相究明
2022/08/07 06:00「21年間の結婚生活で夫婦げんかは一度もありませんでした。百貨店に行けば、私を着せ替え人形のように頭の先から爪先まで、ぜんぶコーディネートしてくれた主人です。生まれつき股関節脱臼がある私を『歩けなくなったら、必ずおんぶしてあげる』と。この幸せが、ずっと続くように祈っていました。あの年の8月12日、主人は急な日帰り出張で東京に行きました。帰りの飛行機の前に電話をくれた主人は、とても疲れた声でした」そ -
【御巣鷹山から37年】遺族の闘い「裁判に勝って、すべての真実を明らかに」
2022/08/07 06:00【前編】【御巣鷹山から37年】「なぜ、救助は翌朝に?」天国の夫に誓う墜落の真相究明から続く「ひとえに、主人がなぜ亡くならなければならなかったのかの事実、真実を知りたいだけなんです。今日の今日まで、日航から直接、事故原因を説明されたことなど、一度もないんですから」1985年8月12日に発生した日航123便墜落事故。その遺族である吉備素子さん(79)が日航に対し、民事訴訟を東京地裁に起こしたのは、20