シリーズ人間の最新ニュース
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安藤優子「日本の女性たちよ、“わきまえないオンナ”になろう!」
2022/10/16 06:00【前編】安藤優子「岸田さん、“女性国会議員1割”では日本は変わらない!」より続く「女は家に閉じこもって良妻賢母をやっていればいい」という、いまだ続いている自民党の女性観から脱して、人が個として評価される社会を目指そう――。「この本は、けっして自民党批判ではなく、もっと大きな日本社会が抱えている女性に対する認識への批判であり、問題提起なんです。ただ、その「女性認識」を作り上げてきたのが、長い間、政権 -
「赤ちゃんポスト」一人目の宮津航一さん「僕が子ども食堂を作った!」
2022/10/02 06:00カトリック帯山教会(熊本市)では、午前9時30分から年配女性や学生らが集まり、毎月第2土曜日に開催される「ふるさと元気子ども食堂」の準備が始まった。スタッフの中心にいる青年は、この日の段取りをテキパキと説明し終えると、今度は早足で持ち場ごとにアドバイスを与え、会場を動き回る。そして11時スタートと同時に来場する子どもと、その親の対応に回った。カレーライスやキッシュが振る舞われた食堂では、ビンゴ大会 -
子ども食堂を作った宮津航一さん 養親や周囲の人たちに育てられた“恩返し”
2022/10/02 06:00【前編】「赤ちゃんポスト」一人目の宮津航一さん「僕が子ども食堂を作った!」より続くカトリック帯山教会(熊本市)で、毎月第2土曜日に開催される「ふるさと元気子ども食堂を始めた宮津航一さん(18)。彼は「赤ちゃんポスト」での経験と子ども食堂の活動は、直接結びつくものではないと言う。だが、自分を育ててくれた無償の愛情を、地域の子どもたちに体験してもらいたいと思うのは、自然な流れではなかっただろうかーー。 -
精神科医・香山リカさん 北海道で僻地医療に取り組む新たな生き方選んだ理由
2022/09/25 06:00【前編】精神科医・香山リカさん 北海道で僻地医療を「自分をだますのはやめました」より続くマスコミで活躍している有名文化人は、母、そして尊敬する医師の死に直面。60代を迎え、新たな生き方を選んだ理由ーーメガネがトレードマーク。テレビや雑誌でも顔を見たことがある人が多いはずの女性が、いま僻地医療に取り組んでいる。生い茂る林のあいだを伝う車道はカーブが多い。あいにくの荒天のこの日は日中から薄暗く、ヘッド -
精神科医・香山リカさん 北海道で僻地医療を「自分をだますのはやめました」
2022/09/25 06:00北海道・むかわ町穂別。道の南西部、苫小牧市や室蘭市と同じ胆振地方に属するむかわ町の北部にあり、人口2千300人ほどの地区だ。この山あいの集落の一角にある、打ちっぱなしのモダンな施設が、穂別診療所。同地区で唯一の医療機関で、地域の人はなにかあるとまず、ここに診察に訪れる。入院患者を受け入れることもでき、保有ベッド数は19床ある。中の処置室で、高齢の女性が診療用のベッドに横たわっていた。「痛いよね~」 -
浪曲に魅せられ、空襲を生き延び…99歳の曲師・玉川祐子の半生
2022/09/11 06:00「それでは、お時間の見えますまで!」若手浪曲師・港家小そめさんの、ひときわ大きな声が場内に響く。このひと声が、演題が始まる合図だ。すると、上手に座る曲師・玉川祐子さん、待ってましたとばかりに三味線を構え直し、バチをサッと動かした。同時に、気合の入った掛け声を、甲高く発する。「イヨーーーッ!」22年8月の東京・浅草。浅草寺のすぐ脇にある「木馬亭」では、真夏のこの日も、日本浪曲協会主催の定席が開かれて -
100歳目前で舞台へ!浪曲を愛した玉川祐子師匠
2022/09/11 06:00【前編】浪曲に魅せられ、空襲を生き延び…99歳の曲師・玉川祐子の半生から続くニコニコと「みかん持っていきな」と食べ物を渡してくれる玉川祐子さん。だが、舞台に上がれば表情もキリリと締まる。三味線を手にする小さな体からは、「イヨーーーッ!」と腹に響く掛け声が。浪曲ーー。「浪花節」とも呼ばれる日本の伝統話芸だ。同じ話芸でも、それぞれ1人で舞台を務める講談や落語と違って、こちらは「語り」を担う「浪曲師」と -
元信者で脱会支援する牧師「統一教会2世は、親を否定すると自分はいなくなる」
2022/09/04 06:00【前編】元統一教会信者で、脱会を支援する牧師が語る“ハンカチ売り”の日々と贖罪の気持ちより続く「ここは貧困状態に陥ってしまった人やDV被害者たちをかくまう“シェルター”として使っていた所。もちろん信者や、いわゆる2世が滞在していたこともあります」福島県白河市の住宅街の一角。老朽化し、現在はシェルターとしては使っていないという古い民家の玄関扉をこじ開けるように開いたのは、日本基督教団白河教会の牧師・ -
元統一教会信者で、脱会を支援する牧師が語る“ハンカチ売り”の日々と贖罪の気持ち
2022/09/04 06:00「ここは貧困状態に陥ってしまった人やDV被害者たちをかくまう“シェルター”として使っていた所。もちろん信者や、いわゆる2世が滞在していたこともあります」福島県白河市の住宅街の一角。老朽化し、現在はシェルターとしては使っていないという古い民家の玄関扉をこじ開けるように開いたのは、日本基督教団白河教会の牧師・竹迫之さん(55)。7月8日に起きた安倍晋三元首相の銃撃事件を機に、「世界平和統一家庭連合(旧 -
白内障で目が見えない象のアヌーラ 体調が悪い時は仲間の象に支えられた
2022/08/28 06:00【前編】国内最高齢ゾウのアヌーラ 三笠宮さまご夫妻の平和の願いを乗せてより続く8月6日。77年前、広島に原爆が落とされた日だ。そんな日に多摩動物公園を訪れると、1頭の象が歓声を上げる子どもたちに囲まれていた。象の名前はアヌーラ。国内最高齢のおじいちゃん象は、戦後、スリランカから日本にやってきた。平和と友好の象徴だ。白内障で目が見えないアヌーラは、それを感じさせないほど元気な姿を見せてくれる。そんな -
国内最高齢ゾウのアヌーラ 三笠宮さまご夫妻の平和の願いを乗せて
2022/08/28 06:00東京都心から35km離れた多摩丘陵の生い茂る雑木の緑は、一段と濃さを増している。その緑の輝きに、子どもたちの声が響く。「うわ、ぞうさんだ! 大きい!」「見て、見て、りんごを食べているよ。カワイイね!」小さな瞳が見つめる先で、足元に落ちたりんごを探るように長い鼻を動かしているのは、雄のアジアゾウ「アヌーラ」。推定年齢は69歳。日本国内で最高齢のゾウだ。アヌーラが暮らしているのは、丘陵の一角にある多摩 -
シンガーソングライター藤井風“聖地”里庄町取材で分かった飾らない人柄
2022/08/21 06:00「7月半ばまでは、役場の風さんへのメッセージノートにも、コロナの病状を心配する書き込みが目立ちました。今は回復しライブ活動も再開されたようで、7月21日のお隣の広島でのコンサート後には、ここ里庄まで足を延ばしてみたというファンの方も多くいらっしゃいました」里庄町役場・企画商工課の樋之津公祐さん(33)が語る。岡山県の南西部に位置する、緑豊かな里庄町は、シンガー・ソングライター、藤井風(25)の生ま -
シンガー藤井風のデビュー前秘話 町のコンサートでおばあちゃんたちを熱狂させて
2022/08/21 06:00【前編】シンガーソングライター藤井風“聖地”里庄町取材で分かった飾らない人柄より続く「ピアノの奇行師 藤井風」里庄町ボランティアすみれの会会長の青木耕治さん(77)は、’18年4月、藤井と初対面の場で差し出された名刺を見て、その肩書に驚いたという。「町内の文化ホールでの無料コンサートに出てもらおうと、まず打ち合わせで風くんと会いました。当時、彼は20歳。長身の二枚目で貴公子然としている印象でしたが -
【御巣鷹山から37年】「なぜ、救助は翌朝に?」天国の夫に誓う墜落の真相究明
2022/08/07 06:00「21年間の結婚生活で夫婦げんかは一度もありませんでした。百貨店に行けば、私を着せ替え人形のように頭の先から爪先まで、ぜんぶコーディネートしてくれた主人です。生まれつき股関節脱臼がある私を『歩けなくなったら、必ずおんぶしてあげる』と。この幸せが、ずっと続くように祈っていました。あの年の8月12日、主人は急な日帰り出張で東京に行きました。帰りの飛行機の前に電話をくれた主人は、とても疲れた声でした」そ -
【御巣鷹山から37年】遺族の闘い「裁判に勝って、すべての真実を明らかに」
2022/08/07 06:00【前編】【御巣鷹山から37年】「なぜ、救助は翌朝に?」天国の夫に誓う墜落の真相究明から続く「ひとえに、主人がなぜ亡くならなければならなかったのかの事実、真実を知りたいだけなんです。今日の今日まで、日航から直接、事故原因を説明されたことなど、一度もないんですから」1985年8月12日に発生した日航123便墜落事故。その遺族である吉備素子さん(79)が日航に対し、民事訴訟を東京地裁に起こしたのは、20 -
泉ピン子語ったえなりかずきの“共演拒否”騒動への思い「悪口を言われても気にしない」
2022/07/31 06:00【前編】泉ピン子 橋田壽賀子さんの葬儀騒動に怒りの反論「先生の遺志を汚すのは絶対に許さない」から続く『おしん』『渡る世間は鬼ばかり』など数々の国民的ドラマに出演してきた女優、泉ピン子(74)。“元気印”の彼女も古希を超え、さらに昨年、「ママ」と慕った橋田壽賀子さんを看取ったことで、自らの人生の閉じ方について考えるように。現在は8月4日から主演を務める朗読劇『すぐ死ぬんだから』の準備に励むかたわら、 -
泉ピン子が明かす理想の死に方「芸能界と社会から自然にフェードアウトしたい」
2022/07/31 06:00【中編】泉ピン子語ったえなりかずきの“共演拒否”騒動への思い「悪口を言われても気にしない」から続く「ママ」と慕う恩人である橋田壽賀子さん(享年95)を昨年看取ったことで自身の終活についても考え始めたという泉ピン子(74)。夫婦の間に実子のいないピン子は、当然の備えとして、自分の死後に夫が残されたときのことまで考えている、と打ち明ける。「熱海のマンションは私の名義で、私がいなくなって死後離婚もあるか -
泉ピン子 橋田壽賀子さんの葬儀騒動に怒りの反論「先生の遺志を汚すのは絶対に許さない」
2022/07/31 06:00「橋田先生の臨終の場から、その後の葬儀、骨上げにも立ち会って、ずっと泣きっぱなしの私だったけど、最も悲しみを痛感したのは、一周忌から2カ月ほどした今年の6月半ばに、先生の遺骨を持って客船の『飛鳥II』に乗ったとき。もう、船へのタラップを上るところからダメだった。何度も歩いた通路を過ぎて、懐かしい客室にたどり着くまでずっと涙が止まらない。思い返せば、私、一人でこの船に乗ったことがないのよ。いつも橋田 -
BTS苦闘の練習生時代 JUNG KOOK大きすぎるソウルに抱いた不安
2022/07/23 06:00【前編】BTS苦闘の練習生時代 RMがグループの原点…SUGA辞退も考えたから続く「BTSは、『Dynamite』(’20年の世界的大ヒット曲)のころまでは自分の手の上にあったけれど、今は自分たちがどんなグループなのかわからなくなった。韓国のアイドルシステムは、人として成熟するための時間を与えてくれない」リーダーのRM(アールエム・27)が心の内を語ったのは、6月14日、世界的な人気を誇るBTSの -
BTS苦闘の練習生時代 RMがグループの原点…SUGA辞退も考えた
2022/07/23 06:00I Purple You。韓国語で「ボラへ」、日本語では「紫するよ」。ARMY(BTSのファン)なら誰もが知っている、“相手を信じて末長く愛し合おう”という言葉だ。ARMYに向けて、そして国連やホワイトハウスから、世界に向けて愛のメッセージを届けようとする存在となったBTS。惜しみない愛を与えるその姿の原点には、練習生時代に培われた友情と結ばれた絆があったのだーー。「BTSは、『Dynamite』 -
BTS苦闘の練習生時代 非公開練習生Vがデビュー危ぶまれたJIMIN救う
2022/07/23 06:00【中編】BTS苦闘の練習生時代 JUNG KOOK大きすぎるソウルに抱いた不安から続くKポップに詳しいライターの桑畑優香さんは、今後のBTSがさらに楽しみだという。「いつもキーポイントで思いもよらないものを繰り出してくる彼らです。個人の得意分野での新しい活動が始まるのか、ほかの展開もあるのか。どんな活動になるのか、多くの人たちがワクワクしているのではないでしょうか」ソウル在住の芸能ジャーナリスト、 -
高田馬場名物立ち食いそば屋が閉店に 女性店主供する天玉そばの味染みて
2022/07/10 06:00「うちの一番人気は、今も注文のあった天玉そば。天ぷらに卵で、一杯で栄養も満点でしょ」〈サイフ、マスク、カバン、スマホ、カサを忘れないで!〉立ち食いそば屋らしい店内の張り紙の脇に、6月末、こんな新しいメッセージが掲げられた。〈吉田屋そば店は、2022年7月31日を以て閉店いたします。46年の長きにわたり、ご愛顧いただき誠にありがとうございました。吉田屋そば店主 草野彩華〉ふうふう言いながらそばを食べ -
3代渡って通うお客さんも 名物立ち食いそば女性店主が見てきた人生模様
2022/07/10 06:00【前編】高田馬場名物立ち食いそば屋が閉店に 女性店主供する天玉そばの味染みてから続く「天ぷらそば。おばちゃん、卵も落としてね」 「はい、いつもの天玉そば1丁! 今日も暑いわねえ」東京・JR山手線の高田馬場駅改札から、徒歩30秒。駅前の早稲田通りの横断歩道を渡ったすぐ角に、カウンターのみ8席の立ち食いそば「吉田屋」はある。紺色のそば屋の暖簾のすぐ上に寿司屋の看板もある独特の店構えだが、その理由はのち -
87歳DJのSumiRockこと純子さん 昼は大人気餃子店、夜は歌舞伎町で客を沸かせる
2022/07/03 06:00ミラーボールがギラギラ回る。縦横無尽に飛び交うレーザー。強烈なビートを刻む大音量のEDM(エレクトリック・ダンス・ミュージック)にノって、国籍、職業、ジェンダー、年齢も問わない実に多様な人々が体を揺すり踊り狂う。ここは東京・新宿歌舞伎町のド真ん中。「新宿のおもちゃ箱」とも呼ばれるクラブ『Tokyo Decadance Lounge DecaBarS』(以下、デカバーS)だ。6月4日深夜24時55分 -
ギネス認定の87歳DJ純子さん「年齢まったく気にしない」77歳からスクールに
2022/07/03 06:00【前編】87歳DJのSumiRockこと純子さん 昼は大人気餃子店、夜は歌舞伎町で客を沸かせるから続く87歳。ギネスに登録もされている最高齢DJが日本にいることをご存じだろうか。77歳でスクールに通い出し、今年でDJ歴10周年の岩室純子さん(87)だ。昼は大人気店「餃子荘ムロ」の味を作った大ママ、夜は歌舞伎町のフロアを沸かすカリスマDJ SumiRock。そんな彼女は「年齢なんて一切気にしない!」