多摩動物公園の最新ニュース
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三笠宮妃・百合子さま 国内最高齢“目の見えないゾウ”に託された「平和への想い」
2024/11/30 11:00「あ、ゾウさんだ! 大っきい!」多摩動物公園(東京都日野市)に遠足に訪れた幼稚園児たちが“アジアゾウのすむ谷”で歓声を上げている。子供たちの輝く瞳が見つめる先には、体重3トンを超える、雄のスリランカゾウ「アヌーラ」が巨体をゆらして歩いている。来年1月1日には72歳になるアヌーラ。国内最高齢というだけでなく、70年以上生きているゾウは世界でもまれだ。どこの動物園でも、ゾウは花形スターだ。多摩動物公園 -
白内障で目が見えない象のアヌーラ 体調が悪い時は仲間の象に支えられた
2022/08/28 06:00【前編】国内最高齢ゾウのアヌーラ 三笠宮さまご夫妻の平和の願いを乗せてより続く8月6日。77年前、広島に原爆が落とされた日だ。そんな日に多摩動物公園を訪れると、1頭の象が歓声を上げる子どもたちに囲まれていた。象の名前はアヌーラ。国内最高齢のおじいちゃん象は、戦後、スリランカから日本にやってきた。平和と友好の象徴だ。白内障で目が見えないアヌーラは、それを感じさせないほど元気な姿を見せてくれる。そんな -
国内最高齢ゾウのアヌーラ 三笠宮さまご夫妻の平和の願いを乗せて
2022/08/28 06:00東京都心から35km離れた多摩丘陵の生い茂る雑木の緑は、一段と濃さを増している。その緑の輝きに、子どもたちの声が響く。「うわ、ぞうさんだ! 大きい!」「見て、見て、りんごを食べているよ。カワイイね!」小さな瞳が見つめる先で、足元に落ちたりんごを探るように長い鼻を動かしているのは、雄のアジアゾウ「アヌーラ」。推定年齢は69歳。日本国内で最高齢のゾウだ。アヌーラが暮らしているのは、丘陵の一角にある多摩