視覚障害の最新ニュース
1 ~9件/9件
-
母は家出、父は夜逃げ 全盲のバイオリニスト・穴澤雄介さんの壮絶半生
2023/05/28 06:00【前編】暗闇に負けない!希望の調べ 全盲のバイオリニスト・穴澤雄介さんより続くハンディキャップがありながらも、がむしゃらに、泥臭く歩んできた半生。つらく苦しい経験を重ねてきたからこそ、穴澤雄介さん(48)の音は聴く人の心に灯をともすのだ。5月30日からは東京都写真美術館ホールを皮切りに、主演ドキュメンタリー映画『光をみつける』(永田陽介監督)が全国順次ロードショー公開される。そんな穴澤さんの半生と -
暗闇に負けない!希望の調べ 全盲のバイオリニスト・穴澤雄介さん
2023/05/28 06:00「ここですかね?」開場前のステージで、この日の主役でバイオリニストの穴澤雄介さん(48)が立ち位置を確認する。客席側から「時計と反対回りにあと10度ほどです」と返すのは、彼が毎日配信しているYouTubeチャンネルの撮影担当者だ。東京・御成門のピアノ・カフェ「ベヒシュタイン」でのこの公演も第一部が生配信される。定位置を決めた穴澤さんは足元に木製の棒をテープで固定した。「踏んだ感覚でわかるようにティ -
目が見えない夫婦の子育て 家族でかけあうたくさんの「ありがとう!」
2022/06/26 06:00【前編】全盲の弁護士と音楽家の夫婦 子どもたちの笑顔は心に映ってから続く夫婦それぞれに「もし、目が見えたら何を見てみたいですか?」と尋ねた。「子どもたちの顔が見たい」こう即答したのは誠さん。いっぽうの亜矢子さんは、「私ももちろん子どもたち。でも、私は幼いころから鏡を見るのが夢だったので、まずは鏡かなぁ」そしてふたたび、大胡田家。「今日のお肉、おいしいね〜」食卓からは、子どもたちのうれしそうな声が聞 -
全盲の弁護士と音楽家の夫婦 子どもたちの笑顔は心に映って
2022/06/26 06:00「響、テレビはいったん消してさ、お肉に塩、胡椒してくれない?」それはある週末の、大胡田家の光景。エプロン姿の父・誠さん(45)に呼ばれて、長男・響くん(9)が台所にやってきた。耳をそばだてるようにして、息子が隣に立ったことを確認すると、父は「はい、これ」と2つの調味料入れを手渡す。だが、大好きな野球中継を中断させられた小学4年生は、少しむくれた顔でそのうちの1つを突き返した。そして、少しぶっきらぼ -
障害福祉サービスの「家事援助」65歳で時間減も 視覚障がい者の男性が那覇市に継続訴え
2020/10/27 13:30全盲で鍼灸(しんきゅう)師の外間久生(ひさお)さん(那覇市)が65歳になったのを機に、障害者総合支援法に基づく障害福祉サービスで受けている「家事援助」の時間が減らされる恐れが生じ、これまでと同じ時間を支給するよう那覇市に求めている。鍼灸院と整骨院を経営し、診療もする外間さんは「仕事を継続するためには現在の支給量が必要不可欠だ。社会参加の機会を奪わないで」と訴えている。障害福祉サービスと介護保険サー -
見えないからイメージ広がる 視覚障がい者と暗闇を楽しむ
2020/10/12 15:50話題のスポットやエンタメに本誌記者が“おでかけ”し、その魅力を紹介するこの企画。おでかけスポットは、視覚障がい者の案内によって純度100%の暗闇の中で対話を楽しむ「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」。積水ハウスとの共創プログラム「対話のある家」が大阪で開催中で、天体観測を楽しむ夕べに夫婦で参加してきました。■ダイアログ・イン・ザ・ダーク「対話のある家」第31回「真っ暗の中で天体観測を楽しむ夕べ」10月 -
両親の言葉支えに…28歳視覚障がい女性が進む「弁護士への道」
2019/01/17 06:00「父(克介さん・70)も同じ視覚障がい者ですが、複数の福祉施設を営む社会福祉法人の理事長として、晴眼者と同じように社会生活を送っているので、私も社会に貢献できるはず。文章を読み上げるパソコンソフトや点字機器、記憶、そして熱意を武器に、優れた弁護士になるため研修に励んでいます」そう話すのは、昨年9月、最難関の国家試験といわれる司法試験に、2度目の挑戦で合格した板原愛さん(28)。弁護士といえば、法廷 -
視覚障がい乗り越え司法試験に合格した女性の”ビリギャル”時代
2019/01/17 06:00「昨年末で司法研修所での勉強を終えています。今は裁判所、法律事務所などでの研修が始まっています。司法修習生仲間もできて、先日は飲み過ぎてしまいました。研修後、法律事務所への就職活動は大変だと思いますが、この人に依頼してよかったと思われる弁護士になりたいです」笑顔で語るのは、昨年9月、最難関の国家試験といわれる司法試験に、2度目の挑戦で合格した板原愛さん(28)だ。弁護士といえば、法廷で分厚い書面や -
ビヨンセの会社「視覚障害者に介助ない」全盲のファンに訴えられる
2019/01/04 14:03ビヨンセが所有するマネジメント会社パークウッド・エンタテインメントがファンの女性に訴えられてしまった。The Hollywood Reporterが報じている。訴えを起こしたのは、ニューヨーク在住のメアリー・コナーという女性。訴状によると彼女は全盲で、ビヨンセのオフィシャルサイト「Beyonce.com」が視覚障害を持つ人のアクセシビリティを全く考慮しておらず、障害者差別禁止法に抵触していると主張