基地の琉球新報に関する話題
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那覇軍港の浦添移設 あす国と地元4者協議 1年半ぶり「北側案」など確認へ
2021/05/18 13:30米軍那覇港湾施設(那覇軍港)の浦添ふ頭への移設を巡り、国と県、那覇市、浦添市、那覇港管理組合が軍港の形状などを検討する移設協議会を、19日にオンラインで開催することが分かった。開催は2019年11月以来約1年半ぶりで、昨年8月に県と那覇、浦添両市が代替施設の北側配置案に合意して以来初となる。軍港の移設先を「北側案」とすることを確認するほか、民港の形状案などについて話し合う見通し。移設協議会について -
米軍「辺野古は高額、実現できぬ」1980年に明記 日本負担を当てに復活か
2021/04/12 13:001966年に存在した名護市辺野古の米海兵隊飛行場建設計画が、80年に米軍が作成した資料でも登場し、「高い建設費のため、実現できない」と明記されていることが10日までに分かった。米軍が60年代から描いて費用面で断念していた辺野古基地建設計画は、日本政府の出資を当てに現在の新基地建設計画として復活したことになる。今月12日で、96年の普天間飛行場全面返還合意から25年が経過するが、辺野古新基地完成を条 -
基地沿いの宜野湾市道、着手から42年できょう開通 保革入れ替わる市政で国条件も緩和
2021/03/29 13:00【宜野湾】米軍普天間飛行場東側にある宜野湾市の市道宜野湾11号が、28日に全線供用開始される。事業着手から約42年を要した。ようやくの開通に、地元には渋滞緩和に期待の声がある。保守市政時に着手するも、革新市政移行などで一時休止。現在の保守市政で国の補助条件が緩和されて事業が進んだ、政治色のある道路でもある。事業は安次富盛信氏の市長時代、1979年度に着手した。米軍普天間飛行場の建設で失われた宜野湾 -
岸防衛相、辺野古土砂「本島南部除外」言及せず 遺骨扱いは「契約時に」
2021/03/03 14:10【東京】名護市辺野古の新基地建設で使用する土砂を沖縄本島南部から採取する計画の断念を求め具志堅隆松さん(67)がハンガーストライキを始めたことに関し、岸信夫防衛相は2日の閣議後会見で、採石業者との契約時に遺骨の取り扱いを明記する考えを明らかにした。土砂採取地域から南部地域を外すことには言及しなかった。岸氏は、具志堅さんが始めたハンストについて「個々の活動一つ一つについて防衛省としてコメントは差し控 -
普天間滑走路、米軍がスーパーボウルに合わせ休止 入試中や夜も飛ぶのに…
2021/02/15 14:00在沖米海兵隊は日本時間の5日午後6時から9日午前までの間、米プロフットボールNFL王者を決める行事「スーパーボウル」に合わせて米軍普天間飛行場の滑走路の運用を止めていたことが分かった。県立高校や県内大学の入試や卒業式などで飛行しないよう求める地元の求めは聞き入れない一方で、自国のイベントには運用を控えるという対応の違いが際立つ。米連邦航空局が発行する短期的な航空情報「ノータム」の履歴を見ると、スー -
辺野古の土砂投入から2年、東京で基地問題を考える 「本土はもっと目を向けて」
2020/12/15 16:00【東京】辺野古新基地建設で土砂投入が始まって14日で2年を迎えるのを前に、国際人権の視点から米軍基地問題を考えるリレートーク(主催・梨の木ピースアカデミー)が13日、東京都内で開かれ、オンライン配信された。イベントでは「本土の人たちはもっと沖縄で起きていることに目を向けてほしい」と、日本全体の問題として考えるよう求める緊急共同アピールを行った。恵泉女学園大教授の上村英明さんと「新しい提案」実行委員 -
沖縄振興と基地問題「リンクしている」 菅官房長官、容認重ねて言及
2020/09/04 14:30【東京】菅義偉官房長官は3日午前の定例会見で、前日の自民党総裁選出馬会見で沖縄の基地負担軽減の成果として、沖縄振興である那覇空港第2滑走路増設を挙げたことについて「結果的には(沖縄振興と基地問題が)リンクしている」と述べた。菅氏はこれまでも、沖縄の基地問題と沖縄振興について「両方の課題を全体で総合的に推進していく意味合いにおいてはリンクしているのではないか」とリンクを容認する発言をしており、基地問 -
辺野古新基地護岸、震度1で崩壊恐れ 調査団が沖縄防衛局の設計条件で算出
2020/07/03 14:00米軍普天間飛行場の移設に伴う沖縄県名護市辺野古の新基地建設について独自に検証している沖縄辺野古調査団(代表・立石雅昭新潟大名誉教授)は2日、大浦湾に軟弱地盤が広がっていることから震度1以上の地震が発生すれば護岸が崩壊する危険性が高いという解析結果を発表した。これまでも護岸崩壊の可能性を指摘してきたが、今回は一部データを切り捨てた沖縄防衛局の設計条件に合わせて計算しても、地震発生時には護岸が崩壊する -
米議会小委「辺野古の軟弱地盤に懸念」 地震可能性も指摘 国防長官に検証報告を指示
2020/06/25 14:00米連邦議会下院軍事委員会の即応力小委員会(ジョン・ガラメンディ委員長)は現地時間の23日、2021年度国防権限法案を可決した。米軍普天間飛行場の代替施設として工事が進む名護市辺野古の新基地建設予定地の大浦湾で、地震の可能性や地盤の不安定性の懸念が高まっていると指摘。地盤の強さを示す「N値」の検証結果など海底の詳細な状況や、海洋ほ乳類・サンゴを含む環境全体への影響に関する追加の環境計画など5項目を含 -
辺野古工事37件で345億円増 14~19年度発注 契約変更後、1352億に
2020/06/18 15:00米軍普天間飛行場の移設に伴う沖縄県名護市辺野古の新基地建設に関して沖縄防衛局が2014~19年度に発注した工事や業務89件(当初額計1228億円)のうち、8割以上の76件で契約変更があったことが分かった。37件で金額が増額され、当初契約から計345億円多くなっていた。減額変更は30件で減額幅は計221億円だったが、この中には再発注のため契約を打ち切ったことで大幅減になったものが含まれ、再契約による -
玉城知事、検察庁法改正に絡めて「辺野古も撤回を」ツイート
2020/05/20 14:00玉城デニー沖縄県知事は19日午後、政府が検察庁法改正の今国会成立を断念したことを受けてツイッターに「『辺野古新基地建設埋めたて工事』も国民・県民の理解は得られない。撤回を」と投稿した。米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設を巡って沖縄県内では知事選や主要な国政選挙で反対候補が勝利してきたほか、埋め立ての賛否を問う県民投票では7割超が反対だった。玉城知事は投稿で、新基地建設について「2兆 -
沖縄、日本復帰48年 基地負担軽減の願いは実現遠く
2020/05/15 14:00米国統治下にあった沖縄が1972年に日本に復帰してから15日で48年を迎えた。復帰運動を後押しした「基地撤去」を求める県民の願いは今も実現せず、国土面積0.6%の沖縄に米軍専用施設の70.3%が集中している。一方、社会資本整備は進み、県経済は観光を基幹産業に発展してきたが、今年に入り新型コロナウイルスの感染拡大が県民生活、経済に大きな影響を与えている。米軍普天間飛行場の移設を巡って知事選や国政選挙 -
音楽で「基地」訴え 県民投票の元山仁士郎さんとカチンバがフジロックへ
2019/07/05 13:03【宜野湾】音楽を通して沖縄の米軍基地問題を考えてもらうため、辺野古県民投票の会代表の元山仁士郎さんやラテンバンド「KACHIMBA(カチンバ)」のメンバーが26~28日に新潟県で開催される「フジロックフェスティバル」の関連イベントに出演する。沖縄県宜野湾市普天間の飲食店ミルベッソで3日夜、壮行会が開かれ、旅費の資金募集を呼び掛けた。元山さんは那覇市のライブハウスG―shelterスタッフのハイナさ -
辺野古移設に相違 参院選本紙座談会 高良、安里氏が論戦
2019/07/03 13:367月4日公示、21日投開票の参院選に向け、琉球新報は1日、沖縄選挙区で立候補を予定するいずれも新人で、琉球大名誉教授の高良鉄美氏(65)=無所属=とシンバホールディングス前会長の安里繁信氏(49)=自民公認、公明、維新推薦=の2氏を招いた座談会を那覇市泉崎の琉球新報社で開いた。主要争点である米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設について、高良氏は反対の立場を示した一方、安里氏は賛否を明確にせず、2氏の -
「反対」67・6%で「賛成」「どちらでもない」を大きく上回る 県民投票3社合同電話世論調査
2019/02/18 14:10米軍普天間飛行場の沖縄県名護市辺野古への移設に伴う埋め立ての賛否を問う県民投票について、琉球新報社は沖縄タイムス社、共同通信社と3社合同で16、17の両日、県内全域の有権者を対象に電話世論調査を実施した。その結果、投票先として辺野古移設に「反対」を選ぶと回答した人は67・6%で、「賛成」の15・8%、「どちらでもない」の13・1%を大きく上回り、県内移設に伴う埋め立てへの反発が強いことが浮き彫りに -
県民投票みんなで行こうぜ 音に乗せ若者へPR
2019/02/18 14:06沖縄県名護市辺野古新基地建設に伴う埋め立ての賛否を問う県民投票への機運を高めようと、県民投票音楽祭が17日夜、那覇市のパレットくもじ前広場で開かれた。24日の投開票に向けた最後の日曜日。出演者らの投票呼び掛けに観客が呼応し、会場は熱気に包まれた。若者も多く来場し、音楽を通して県民投票が「大切な投票」であることを共有した。「足を運ぼう。投票に行こうぜ」「2・24新しい沖縄を迎えよう。みんなで笑おうぜ -
「世界の米軍基地撤去を」 アイルランドで国際会議開幕 「沖縄」も討論へ
2018/11/19 11:57米国が国外に置く全米軍基地とNATO基地の撤退を求める国際会議が、現地時間の16日、アイルランドの首都ダブリンで始まった。沖縄と同じく環境汚染や騒音被害などの米軍基地問題を抱える世界約30の国と地域から約230人が参加した。開会式で「米軍とNATOが主導する戦争により地球規模の環境破壊と健康被害が引き起こされてきた」とし、全世界から米軍、NATO基地を撤去することを提起する共同宣言を発表した。会議 -
県、きょう承認撤回 埋め立て根拠消滅 国と県、再び法廷闘争へ
2018/08/31 14:00米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設を巡り県は31日午後、仲井真弘多前知事による埋め立て承認を撤回する。政府は2013年に仲井真前知事が埋め立てを承認したことを受けて辺野古新基地建設を進めている。撤回により承認の法的根拠が失われ工事が止まる。当初は8月17日から開始を予定していた辺野古海域への土砂投入は当面できなくなる。県が「最後の切り札」としていた撤回に踏み切るが、政府は工事再開へ法的対抗措置 -
原爆投下機が読谷に飛来 1945年8月9日 ボックスカーが長崎に投下後 燃料不足で緊急着陸
2018/08/09 13:00【読谷】1945年8月9日昼ごろ、読谷村内の飛行場に照明弾を発射しながら近づく米軍機があった。滑走路に緊急着陸し、所定の位置から大きく離れた地点でかろうじて停止したのはB29爆撃機「ボックスカー」。数時間前、長崎に原子爆弾「ファットボーイ」を投下して、一瞬にして7万ともいわれる市民の命を奪った機体の飛来だった。沖縄戦後、読谷村には読谷飛行場とボーローポイント飛行場があり、残されている資料からはボッ -
事故から半年、沖縄県警は立件困難視 米軍機部品の保育園落下
2018/06/07 13:00沖縄県宜野湾市の緑ヶ丘保育園に米軍機の部品カバーが落下した事故で、県警が事件として立件することを困難視していることが6日までに県警関係者への取材で分かった。7日で落下から半年となるが、原因は明らかになっていない。米軍は所属機からの落下を否定し、調査を打ち切っている。県警が捜査をできないとなれば、保護者らが望む全容解明は遠のく。在沖縄米海兵隊は本紙取材に「県警が調査している。正確な回答を得るためには