沖縄県のシリーズ人間に関する話題
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沖縄本土復帰50年 集団自決では祖母が祖父に「殺して」とせがんだ
2022/05/15 06:00【前編】男たちは妻や幼い我が子を手にかけ…沖縄を襲った集団自決の真実から続く今月15日で沖縄本土復帰50年を迎える。いまから77年前、米軍との地上戦に巻き込まれた多くの民間人があまりにも悲惨な最期を遂げた。ジャーナリスト、それに女性史の研究家である、宮城晴美さん(72)の家族も心に大きな傷を負った。その犠牲の上にいまがあるが「沖縄にはまだ戦後はない」と、宮城さんは訴える。現在の不穏な世界情勢を受け -
男たちは妻や幼い我が子を手にかけ…沖縄を襲った集団自決の真実
2022/05/15 06:00ここは沖縄・座間味島。那覇市の西およそ40kmに浮かぶ、エメラルドグリーンの海に真っ白い砂浜がまぶしい、楽園のような島だ。しかし、いまから77年前。現在の、のどかな島からは想像もできない凄惨な光景が、ここに広がっていた。太平洋戦争末期、日本の本土防衛の“捨て石”とされた沖縄。その沖縄で、真っ先に大きな被害を受けたのが座間味島だった。米軍が上陸すると周囲約24kmの小さな島で、島民たちは逃げ場を失い -
元ひめゆり学徒・島袋淑子さん「“戦争は絶対ダメ”と言えるように」
2019/06/24 16:00太平洋戦争末期、沖縄師範学校女子部と県立第一高等女学校の生徒222人が、沖縄戦の看護要員として動員され、123人の若い命が奪われた“ひめゆり学徒隊”。その学徒たちの遺品や資料を集めた『ひめゆり平和祈念資料館』は、いまから30年前の'89年に設立された。全国でも珍しい、戦争関連の民間による博物館だ。《いまだに、どこで亡くなったのかわからない友達が大勢いるんです。ひめゆり学徒隊として出発するときは、『 -
「両陛下『平和への祈り』を風化させない」…元ひめゆり学徒の決意
2019/06/24 11:00《いまだに、どこで亡くなったのかわからない友達が大勢いるんです。ひめゆり学徒隊として出発するときは、『生きるも死ぬも一緒よ』と言っていたのに……。水が欲しくても、一滴も飲めずに一人で死んでいったんじゃないかと思うと、何年たっても辛い。だから、戦争はどんなことがあっても絶対ダメなんです》太平洋戦争末期、沖縄師範学校女子部と県立第一高等女学校の生徒222人が、沖縄戦の看護要員として動員され、123人の -
「公約破ったら即離婚」玉城デニー知事の妻が語った決意
2018/12/03 11:009月30日に行われた沖縄県知事選挙。「辺野古新基地建設阻止」を公約に掲げた玉城デニーさん(59)は、同県知事選史上最多となる、約39万もの票を獲得し圧勝。10月4日、知事に就任した。安倍晋三首相との初会談も、就任9日目には実現。改めて示された「新基地NO」の民意を直接、国のトップに伝えた。しかし、順風満帆な船出というわけではない。会談からわずか5日後。防衛省は、8月に沖縄県が辺野古の埋め立て承認を -
「議論になるとビールが…」玉城デニー知事夫妻の日常
2018/12/03 06:00「妻は4人の子を育てながら、ずっと保育士をしています。なので、当たり前ですが、僕は家事もします。台所にも立ちますよ。布巾でこうして拭いてる姿だってほら、どう? 板についてるでしょ」夫は笑顔で、手際よくキッチンカウンターを拭き始めた。その様子を含み笑いを浮かべ眺めていた妻が、やおら手を伸ばす。「手伝おうか?」布巾を握る夫の手の上に、自分の手を重ねてみせたのだ。不意にあてられた仲睦まじい夫婦の姿に、カ