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(写真・神奈川新聞社)

秦野市は秦野名水を詰めたペットボトル「おいしい秦野の水~丹沢の雫」の増産を決めた。従来は年産6万本だったが、環境省の名水総選挙で全国1位に選ばれ、注文が激増。製造委託費など約830万円をかけて12万本もの異例の増産に踏み切った。

ペットボトルはもともと、コンビニなど43店舗で1本100円ほどで販売していた。水道水からカルキを抜き、年間で6万本を委託生産。災害備蓄やPR用の無償配布などもあり、実際の販売数は3万5千本ほどだった。

ところが、今年は3月に名水総選挙で1位になると、取扱店は51店に増えた。さらに、販売本数も5月は1万5048本と前年同期で4・5倍にアップした。市上下水道局は「全国1位になり、ある程度は増えるとは思っていたが、ここまで増えるとは予想外だった」とうれしい悲鳴を上げる。

6月も勢いは衰えていないといい、同局は「増産し、秦野名水のPRにつなげたい」と意気込んでいる。

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