2016年7月30日に、石垣島地方気象台の南約10キロの海上で発生した竜巻
(写真・同気象台提供/琉球新報社)
気象庁によると都道府県別の竜巻発生数は1991~2015年までの25年間で、沖縄県は43件の竜巻が発生し、全国で最も多い北海道の44件に次いで2番目に多いことが分かった。沖縄気象台は「沖縄は台風を引き起こす積乱雲が発達しやすい。今後も大気は不安定で、注意が必要だ」と話している。
気象庁がまとめている都道府県別発生確認数では多い順に北海道、沖縄、3番目に高知県で32件となっている。ただ海上で発生し、上陸しなかった竜巻は数に含まれない。
同気象台は「沖縄は太陽からの強い直射日光を受けやすく、そのため竜巻を生む積乱雲が発達しやすい」と原因を分析している。
担当者は「竜巻や漏斗雲は目視によって確認されるので、漏れの無い統計を取ることは非常に困難だ」と話し、実際の数はさらに多くなる見込みだ。
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