(イラスト提供:琉球新報社)
日本郵便沖縄支社などは、沖縄県内約1300カ所の郵便ポストに「QRコード付ステッカー」を貼り付け、沖縄観光などの地域情報を発信する。ステッカーにスマートフォンをかざしてQRコードを読み取ると、県が運営するウェブサイト「Be.Okinawa」へリンクし、沖縄観光情報や防災情報などが見られる。これまで京都府舞鶴市や北海道函館市も同様のサービスを実施したが、都道府県単位での取り組みは国内で初めてとなる。
日本郵便沖縄支社は県や沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)、沖縄セルラー電話などと連携し、ウェブサイト「Be.Okinawa」の情報をより充実させる。
OCVBが運営する沖縄観光情報ウェブサイト「おきなわ物語」や、沖縄セルラー電話の「沖縄CLIP」、県推奨の無料公衆無線LANサービス「Be.Okinawa Free Wi-Fi」とリンクし、県内全域を網羅した飲食店や観光施設の情報だけでなくWi-Fiスポットや防災情報、ポスト周辺の郵便局のATM情報などを多言語で提供する。
3月末までに全ポストにステッカーを貼り付けてサービスを始める予定で、県などと最終調整している。
日本郵便沖縄支社は「ポストはどこにでもあるので目印になりやすい。情報発信効果が高いため、ポストにステッカーを貼り付けることを決めた」と説明した。
県と日本郵政グループは2013年に県の地域・経済の発展に向けた連携協定書を締結しており、今回の企画は県観光や文化振興などに協力する目的で実施する。(呉俐君)
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