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新たに刻銘された朝鮮人犠牲者の刻銘板の前で手を合わせる支援者ら=20日、糸満市摩文仁の「平和の礎」

 

沖縄戦犠牲者の名前を刻む糸満市摩文仁の「平和の礎」で20日、沖縄戦に強制動員された朝鮮人犠牲者の刻銘板の前に支援者らが集い、哀悼会がしめやかに開かれた。本年度は平和の礎に朝鮮人犠牲者が7年ぶりに追加刻銘された。参加者らは名前が刻まれた刻銘板の前で、朝鮮人犠牲者の強制動員の実態解明を進める決意を新たにした。

 

今回追加刻銘されたのは、沖縄戦の朝鮮人被害者を調査している「沖縄恨(はん)之碑の会」が刻銘申請を支援した権云善(クォンウンソン)さん、朴熙兌(パクフィテ)さんの2人と、韓国政府の傘下にある公益財団「日帝強制動員被害者支援財団」(ソウル)が支援した13人の合計15人。追加刻銘分を含め、朝鮮人犠牲者の刻銘者数は韓国と北朝鮮を合わせて462人となった。

 

「沖縄恨之碑の会」の上間芳子事務局長は「沖縄戦に動員され、名前が知られていない犠牲者がまだたくさんいる。今後も手助けをできればと思っている」と語った。

 

在日本大韓民国民団県地方本部の金美敬(キムミギョン)事務局長は「沖縄戦で亡くなった人たちのことを思うと(平和の礎に)載せた方がいいと思った。日頃の支援に感謝したい」と語った。

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