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McDonald’s

 

「名称募集バーガー」など、奇をてらった戦略で遠のいてしまった客足を何とか戻そうとしている日本マクドナルド。業績不振は日本に限ったことではなく、各国のマクドナルドもテコ入れに必死だ。カナダ・マクドナルドは「ファストフードは高カロリーで栄養不足」という従来のイメージを覆すべく、ケールをふんだんに使用したシーザーサラダを新発売した。これでヘルスコンシャスな人々を取り込める算段であったが、そのカロリーがビッグマックよりも高いことがわかり、冷笑を買っている。

“Keep Calm, Caesar On”サラダは、栄養豊富なベビーケールに、クリスピーチキンとベーコンとクルトン、そしてパルミジャーノスライスがトッピングされている。付属のアシアゴチーズドレッシングを含めると、その総カロリーは730kcal、塩分(ナトリウム)は1,400mg、脂質に至っては53gと、とても健康的と言えない数値が並ぶ。バンズ3枚にパティ4枚を挟んだダブル・ビッグマックが680kcal、脂質38g、塩分1,340gであることを考えると、なおさらオーダーをためらってしまいそうだ。

ちなみに、アメリカ心臓協会が推奨する1日当たりの塩分摂取量は2,000mg以下、熱量は1,200~1,500kcalだ。健康的な食事を志すのであれば、他のサラダを選んだほうがよいかもしれない。

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