Daily Echo
12日、スコットランドのダンファームリンで、青い風船にくくりつけられた1通の手紙が発見された。犬の散歩中にこの手紙を見つけたスチュアート・マッコールさんは、手紙の差出人を探している。
「パパ、こんにちは。パパにすごく会いたい、ということが言いたくて、あと、ひとつニュースがあって手紙を書いています。もちろんパパは知っていると思うけど、僕は里親と暮らすことになりました。ママが病気で、僕は月曜日に耳が聞こえなくなっちゃったんだ。明日、出発します。学校とパパが本当に恋しいです。パパは天国で安全に暮らしていますか? 僕の夢とクリスマスリストを書いておくね。僕の夢は、パパがノートを僕の枕の下に入れてくれること。クリスマスに欲しいものは、スタッズつきのブーツ、アストロズ、リバウンダーネット、新しいプレミアリーグのボール、レアルマドリッドのキット、そしてルービックキューブです。バイバイ、パパ。愛してるよ」
ノートから1枚ちぎったと思われる紙に、ハートマークをたくさんちりばめながら書かれた亡き父への手紙。差出人の名前がないため性別はわからないが、プレゼントリストから男児であると推定して一人称を「僕」とした。
マッコールさんはこの手紙を公開し、差出人を見つけてくれるよう広く呼びかけている。
地元のニュースサイト「ダンファームリン・プレス」の取材に、マッコールさんは「これは、看過するにはあまりにも悲しい話です。このようなことを今までしたことはありませんが、こんな辛い時を過ごしているこの人を助けるために、何かをしたいと考えたんです」と語る。「全ての人に関係があります。すでにこの贈り物を買うために寄付したいとの申し出も何件かいただいているんですよ。でも今はまず、この子を見つけ出すことが先決です。どうやらサッカー好きのようですね」。
両親と離ればなれになってしまったこの差出人は果たして見つかるのだろうか。続報があればまたお伝えする。