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●デビューを目前に決意表明

 

919日にシシド・カフカは「愛する覚悟」でいよいよメジャーデビューを果たす。

ドラムに対する真摯な想いと、支えてくれるスタッフへの愛、そして持ち前の根性とプロ意識でカフカは常に全力の自分を見せてくれるはずだ。しかし、それは「完成」されたカフカではない。昨日より上の自分を目指し、カフカは日々アップデートを重ねる。「完成された未完成」の連続だ。その方向性をさだめ、導くのが長嶋の役割なのだ。

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長嶋「シシドちゃんがどんどん知られていくと、それにつれて深度が浅くならざるおえない場面が増えてくると思うんですけど、それをどこか一点で留めておくのが私の仕事かなと思っています」

 

カフカ「『エッジを持っている』って信じてくれているというだけでやっていける。心強いですよね」

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長嶋「それは私がいちばん信じてあげないとね。あと、ちょっと話が変わっちゃいますけど、彼女は本当にヒキが強い。シシドちゃんが好きだ好きだって言ってたブランドがあるんですけど、そのデザイナー本人とすぐに出会えたり。びっくりしますよ。そういう星のもとに生まれてきたんでしょうね」

 

カフカ「妄想家なので、自分の未来はいつも妄想しているんですが、その妄想になかった新しい道を作ってきたつもり。人と出会うことで運命も変わっていくし、人の運命と繋がったときにまた成長できると思うし。運命は『奇跡であり必然である』と思っているんです」

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長嶋「ずっと前から付き合ってきて、たくさん話もしてきて、やっともうすぐデビューだけど、むしろここからだよね。終わりがないから、努力は死ぬまで続いていくよ。今までの想像を超えたことが待っていると思う。どんどん勉強だね(笑)」

 

カフカ「いよいよ来たな、って感じ(笑)。ある意味すごい緊張感があるんだけど、でもあまり実感がない」

 

長嶋「その感じがいいと思う。あまり緊張せずにいつの間にかすごいことやってた、みたいな」

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カフカ「それむっちゃかっこいいですけどね。私以外と緊張しいですから(笑)。ニューイヤーフェスティバルのときにあまりにも緊張しちゃってスティックが握れなくて、小指だけで支えてトストストストスやって」

 

長嶋「ええっ!? それいくつのとき?」

 

カフカ「19かな」

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長嶋「19で!すごいねえ」

 

カフカ「浅草のロック座で」

 

長嶋「内田裕也さんとかもいるしね」

 

カフカ「でもそのときはどのぐらいすごい人かわかってなかった。どっちかというと安岡力也さんとかのほうが知ってたんで(笑)」

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ラストに、女性の先輩として、長嶋からカフカへ愛にあふれたメッセージが贈られた。

 

長嶋「好きっていう気持ちを大事にしてほしい。若いうちはけっこう他と比べてしまうでしょ。でも、自分の『好き』っていう気持ちが大きければそれがあんまり気にならなくなる。自分の本能が反応するものを大切にして、それを忘れずに頑張ってほしい。感覚にウソをつかないように。やっぱり私も『今グレーなこと言っちゃったな』っていうことがあるんですよ。それを後悔することも多い。でも、自分の直感はきっと正しいはずだから、それを信じてもらいたい。まあ、シシドちゃんはもともとそういう人だから大丈夫だと思うんですけど(笑)」

 

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