『たそがれ清兵衛』『蝉しぐれ』『武士の一分』など、数々の時代劇作品の原作者として知られる藤沢周平の短編小説を映画化した『花のあと』の完成会見が8日、東京・日比谷の帝国ホテルで行われ、女優の北川景子(23)、バレエダンサーの宮尾俊太郎(25)らが出席した。『花のあと』は、原作者・藤沢の故郷の山形県荘内地方が舞台。江戸時代、ある小藩の組頭の一人娘が、密かに恋心を寄せていた下級武士・孫四郎が卑劣なワナに落ちて自ら命を絶ったという知らせを聞き、敵討ちを果たすために剣を取る姿を描く。一部で“お泊まり愛”を報じられた北川と宮尾だが、劇中でも恋仲の2人。撮影での印象について北川は「私とは違った世界で活躍されている方なので、いろいろなことを勉強させて頂きました。とても尊敬しています」、映画初出演の宮尾は「慣れない現場で気軽に接して頂いたので、心強かったです」と語った。降壇時、報道陣の「現実の恋は成就しましたか?」の呼び掛けに対し、北川は言葉を発せず、笑顔を見せて退場した。(撮影:江口明裕)

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