俳優の大沢たかお(42)が23日、東京・築地本願寺で朗読活劇「一期一会『義経』」が行われた。同公演は、朗読だけでなく、要所で芝居や音楽を加えた公演で、司馬遼太郎の『源義経』が題材。寺の階段を利用した特設ステージが舞台となっており、大沢は津軽三味線デュオの吉田兄弟の音色に合わせ力強く朗読し、井上鑑(57)はキーボード、蟹瀬レナ(23)は舞を披露した。雨にもかかわらず集まった2000人のファンを大いに楽しませた。大沢が「ライフワークにしたい」と語る、朗読と活劇、音楽が組み合わさった既成の舞台とは異なるオリジナル。大沢は、本殿の階段につくられた特設ステージの中央で物語を朗読し、要所では義経にふんして活劇を見せた。約2時間の公演を終えた後、大沢はレインコート姿で見守った観客に、「ありがとうございました」と深々と挨拶をした。6月5、6日には、奈良・薬師寺でも上演される。(撮影:高田太郎)