ミュージカル『レ・ミゼラブル』の出演者による「頑張れ東北!!きっと夢見た明日が来るー『レ・ミゼラブル』東日本大震災チャリティー・コンサート」が2日、東京の帝国劇場で行われ、俳優の山口祐一郎(54)、女優の森公美子(51)らをはじめとする出演者、鹿賀丈史(60)ら『帝劇100周年記念 スペシャル・キャスト』、野口五郎(55)ら初演時のキャストがすべてボランティアで登場した。同舞台は4月12日から上演中で、2日は休演日だったが、キャストらが企画してチャリティー公演が実現した。コンサートでは、チャリティー・オークションも行われ、サイン入りTシャツなどのが出品された。宮城県出身の森は「レミゼでしかできないチャリティー活動ができて幸せ」と語り、親友が津波の犠牲となっており、「彼女も『レミゼ』を見に来るはずだった。その席はまだ押さえてあります」と話すと、涙を流した。また、今月、東日本大震災で亡くなった親友の教師の代わりに、地元の中学校で一日だけ教壇に立つと明かした。また、森は舞台上からも席が空いているのが分かるといい、「その空席には意味がある。来られなかった人のためにも熱い思いで演じ続けたい」と力強く語った。(撮影:小山伸正)

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