25日、東京・新宿のK‘s cinemaで、WOWOWドラマW『ビート』のDVD発売記念上映会が行われた。上映会には俳優の奥田瑛二(61)、高良健吾(23)が登場した。本作は奥田が主演と監督を務めた異色の警察ドラマで、事件の容疑者に息子が浮上して苦悩する刑事の姿を描いている。本作はテレビドラマとして撮影され、劇場公開予定はなかっただけあって奥田は「まさかスクリーンでかかるとは」喜びを語った。ドラマの監督をするにあたっても、映画監督としての気持ちを持っていたことを明かし、「劇場で映ってもそん色がない作品を撮るぞ、という根性を持って臨みました。キャスティングも映画で通用するキャストしかお願いしていません」と作品にたいする思いを明らかにした。高良も「(撮影前に)お会いしたとき、奥田さんは『テレビドラマじゃなく映画っぽく撮る』と言われていた。僕は今ドラマに出ているのですが、『ビート』は本当に映画っぽい現場でした」と語った。奥田については「奥田さんは、俳優にとって今しかないというタイミングで本番を回してくれる。最初はテレビだと意識する部分もあったが、いつも通り『気持ちの演技』で臨んだら、正解と言ってもらえた」と語った。(撮影:鈴木鍵一)

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