10月21日、那覇市の県立武道館で開催された『第52回ミス・インターナショナル世界大会in沖縄2012』。15人のファイナリストの中から、佐賀県鳥栖市出身の吉松育美さん(25)がグランプリに決まったことを司会者は高らかに告げた。日本人がミス・インターナショナルの称号を勝ち得たのは半世紀以上の歴史で初の快挙だ。
世界一の栄冠に輝き、賞金200万円を手にした後、自身のブログで《自分を信じて努力してきてよかった》と心境をつづった育美さん。”自分を信じて”という言葉に嘘偽りはない。
「絶対に、世界を取るつもりでいました!」
本誌のインタビューに堂々と語った育美さん。旧来の”控えめ”な日本人女性のイメージとは違う、新時代のミス誕生だ。だが、その言葉の裏には、幾多のプレッシャーや挫折を乗り越えてきた日々の積み重ねがあった。彼女はこう振り返る。
「7年間ずっと、体をつくってキープしようと、いろんなダイエットを試してはリバウンドして失敗。すごく太ったりもしました。でも、その失敗からベストな体重維持の仕方を見つけました」
時間がないときは、自転車で移動したり、階段を使う。食事も無理な制限はしない。
「私はアイスクリーム中毒なんです(笑)。だから、ハーゲンダッツは毎日食べています。個人差はあるようですが、ストロベリーとバニラだけは、余計なものを吸収して外に出す働きがあるので太らないと、トレーナーに教わりましたので。ハーゲンダッツは重いでしょ。余計な空気が入っていないんですね。1日1個、週に5個くらいは食べてたかな。私、食べ物にストレスを抱えちゃうとリバウンドするタイプなので」
今後は、夢でもあった世界での活動が待っている。
「これからはみんなのために頑張りたい。『諦めなければ、きっと夢はかなう』ということを、とくに子供たちと、共有したいと思っています」