出会いの季節、春。きっとあなたの会社にも、新しい顔ぶれが訪れているはず。ここ東海テレビと東北放送にも青山学院大学からやって来た新しい顔が。今回紹介する2人の新人女子アナは、ちょっと“わけあり”のよう。

東海テレビに入社したのは本仮屋リイナアナ(22)。彼女は、’05年放送のNHK朝ドラ『ファイト』でヒロインを務めた人気女優・本仮屋ユイカの妹だ。22歳の誕生日を迎えた入社初日から、情報番組『スイッチ!』のアシスタントを担当する多忙な日々を送っている。本仮屋アナがこの職業を本格的に目指すようになったのは、学園祭スタッフをした大学2年生のときだった。彼女は当時をこう振り返る。

「当時、ほしのあきさんのトークショーで司会を担当。相手のよさを引き出すむずかしさを感じながら、自分が発するひと言で会場が盛り上がる雰囲気に魅了され、『一生の楽しさにしたい!』と思いました。自分で原稿、企画書も書けるアナウンサーを目指しました」

就活中は、アナウンス職以外にテレビ局の一般職、広告代理店など11社を受験。激戦を勝ち抜くなかで支えになったのは、姉の存在だという。

「姉は小学3先生のころ、教科書に『女優になる』と書きつづけ、それを実現した。モチベーションを維持して目標を達成する姿に刺激を受けました。ふだんは天然キャラで私が支えなきゃと思うのですが、撮影現場で見た彼女の姿は違う。本当に尊敬しています」

 「ジャーナリストの感覚を持った女子アナになりたい!」と意気込んでいる。

一方、東北放送に入社したのは袴田彩会アナ(22)。姉は『ミスFLASH2012』でブレイクした葉加瀬マイだ。袴田アナの持ち味は、“本番に強い”ところ。取材した日も本番直前に内容が変わり、十分なリハーサルができないときでも、焦るそぶりを見せない。彼女は、新人らしい初々しさと、どっしり構える雰囲気の両面を持ち合わせている。

「中継で焦らなかったのは、小さいころからミュージカルや舞台に出演して常に見られている環境が生かされたのかも。テレビ初出演も、前夜に『やるしかない!』と腹をくくれたのがよかったです。でも、オンエアを観るとアナウンサーとしてのリポートは100点満点中10点に満たない。日々精進です」(袴田アナ)

桜中継担当前日、仙台では桜の開花が発表された。流れを”持ってる”女子アナ・袴田彩会の伝説が、今、始まる。

関連カテゴリー:
関連タグ: