「もともと子役としてちょこっとお仕事してたのよね。子役と言ってもね、舞台で脇役をするくらいのレベルですよ。歌まね番組でいしだあゆみさんの『ブルー・ライト・ヨコハマ』を歌ったのがきっかけで、スカウトされたの。それからもう40年たちますよ。同期は吉幾三。ほかにも同期はいるんだけど、『あんまり同期って言わないで』って言われてるのね(笑)」
そう語るのは、隔週連載『中山秀征の語り合いたい人』第39回のゲスト、演歌歌手の水谷千重子さん(永遠の28歳)。実は中山が「え、今日はずっと水谷千重子なの……?」とけげんな顔をしながら始まったこの対談。“演歌の大御所”が語った、友人の友近さんのプライベートとは?
中山「長い付き合いの先生から見て、友近ちゃんの恋愛はいかがですか?」
水谷「友近ちゃんは千重子と似たところがあって、仕事と恋愛・結婚のはざまで悩むコだったの。でも、友近ちゃんももう41歳。子どもが好きみたいで、欲しいって言ってる。芸人の仕事が一段落してから子作りに励むとなると、50歳になっちゃうでしょ。やっぱりここらへんで……ってことで、今は仕事と結婚を一緒に考えられているって言ってましたよ」
中山「あれだけの才能を持ってる人ですから、仕事と子育ての両立もできそうですけどね」
水谷「みんなが思っているより子どもが好きみたいだから、子どもが生まれたら、ずっと一緒にいたいみたい。0歳から保育園に預けるとかができないみたい」
中山「それじゃあ、舞台にも子どもを背負って出るようになりますかね?」
水谷「本当にそういう勢いよ。人を信用していないわけではないんだけど、自分の目の届くところで何が起きるかずっと観察していたいみたいよ。友近ちゃんは熊本にいる姪に、休みのたびに会いに行ってるんだって」
中山「そんなに子どもが好きなら、ちょっと急がないといけないかな?」
水谷「そうなのよ〜。だから、とてもいい話なんだけど、長期の舞台なんかだと、『これを受けると、もしかしたら妊娠して迷惑をかけるかもしれないって思う』って言ってました」
中山「考えすぎると身動きが取れなくなるから、『どうにかなる』って気持ちが大事かもね。取越し苦労かもしれないからね。それだけ真面目なんですね。周りに迷惑かけちゃいけないからって」
水谷「今年中に何かがあったらいいとは思うんだけどね〜」
中山「お、今年中?」
水谷「と、思いますよ?いろんな会見やイベントで、『いつ結婚ですか』って聞かれるのね。『ノーコメントです』って言うのも面白くないから、『結婚しますよ。いずれはね』と言っていたら、何年もたっちゃった。でも、本当のところはもう籍を入れてるのかもしれない。あ、バカ言ってる!(笑)派手に発表するつもりもないので、そっとしておいていただければ……」
中山「それでは、期待させていただきますね。この対談は『女性自身』ですから、『年内に結婚』ってことで」
水谷「あ、でもね、年齢的に子どものことを考えると、今年中かなって思ってるだけよ」