「今回、出演する映画の原作は35年前の1981年からシリーズがスタートしました。僕が1歳のころから始まっていると思うと感慨深いものがあります」
そう語るのは、映画『探偵ミタライの事件簿 星籠の海』(6月4日公開)で主人公の天才探偵・御手洗潔役を演じる玉木宏(36)。
その天才を演じることができる俳優はいないとまで言われたキャラクターだが、原作者のミステリー作家・島田荘司が直々に玉木を指名した。
「ありがたいことです。作品を生み出した方から、そう言っていただけるのは」
最近では、NHK連続テレビ小説『あさが来た』での白岡新次郎役のイメージが強いが、放送終了後にある決断を下したそう。
「ドラマの最終回が放送された4月2日から禁煙しているんです。あと、髪を茶色に。どうしても朝ドラのイメージが強いので、今回の映画に向けて、いろいろと意識的に変えていこうかなと思っています」
和やかな旦那さまから完璧すぎる鋭い天才探偵へ−−。玉木の新しい魅力が、また1ページ刻まれる。