「出演交渉でたびたびお会いしましたが、いい歳の取り方をしていらっしゃるという印象ですね。まだどんな歌を歌うかは決まっていませんが、彼女のためのコーナーを作るつもりです」
そう話すのは、当日の演出を担当する増田久雄氏。4月7日、8日に東京・銀座博品館劇場で行われる『スクリーン・ミュージックの宴』。その7日のステージに、芸能活動を休止している桜田淳子(58)が立つことが発表された。増田氏が最初のオファーを出したのが「昨年12月」というから、なんとも急な話だった。
「『ショーの中で1曲か2曲、歌いませんか?』と打診すると、『お話はうかがいました。考えさせてください』と。“家族や親しい関係者に相談しないと……”という雰囲気ではなかったので、ひょっとしたらOKがもらえるのではと思いました」
前回のステージで、ファンから熱狂的な歓迎を受けた桜田。そんなファンとの交流が桜田のハートに熱い電流を流したことは増田氏にも伝わっていた。
「年明けを待って、10日間ほど“説得攻勢”をかけて、ようやく1月末にOKが出ました。ご家族からも『1日だけのイベントなら』とOKが出たそうです」
前回の“22年ぶり復帰ステージ”の後、3年4カ月にわたり表舞台から消えていた彼女は、なぜいま再びのステージ復帰を決意したのか。出演交渉の中で、増田氏はこんな思いを感じたという。
「彼女のように一世を風靡した歌手が、結婚、子育てを終えた今こそ、昔、自分と一緒に時代を歩んだファンたちと、青春時代に帰ってみたい。そして自分たちの今を謳歌したい――そんな気持ちがあったからこそ、出演に『OK』をもらえたんだと思います」
前回の復帰公演では、現役時代を思わせる体型とフェイスラインを作り上げてきた彼女だったが、ステージ終了から8カ月がたった14年7月。本誌が見かけた彼女は、大きく体重をリバウンドさせていた。二重アゴにくわえ、シャツ越しにも大きく太ったお腹が目立っていて――。芸能界への本格復帰が夢に終わったのがショックだったのだろう。あれから2年半。現在の彼女は、急に決まったステージに出られる状態なのだろうか。増田氏は笑顔でこう“期待”を語った。
「3年前のステージのときよりは、確かに少しふっくらされていましたよ。年齢相応にふくよかな印象でしたが、本番まで2カ月ありますし、シェイプアップして臨んでくれますよ」
ただ、最近彼女を見かけた知人はこう話す。
「前回、女性自身さんに撮られたときと同じくらいの二重アゴに見えました。でも彼女も“プロ”ですからね。もう“地獄のダイエット”をスタートしていると思いますよ」
はたしてどんなステージに――。