芸能人の結婚報告といえば、どんなカタチであれ報告すれば情報番組やネットで取り上げられるおめでたいニュースの定番です。
最近ではブログやSNSで報告する芸能人も増えていますが、時代とともに変化する報告方法に、芸能人の小粒感を感じることがあります。小粒なんて言い方をしましたが、いわゆる時代とともに求められる“親しみやすさ”も関係しているのかもしれません。今日は時代によって変化するおめでたい結婚報告ニュースについて、少し考えてみたいと思います。
■結婚会見という手法はなぜ廃れたのか
芸能人の結婚報告といえば、昔から王道は結婚会見でした。というか、平成の始め頃までは、芸能人カップルであれば結婚会見をするのがわりとスタンダードだったように思います。
最近では歌手でタレントのDAIGOさんと女優の北川景子さん。歌舞伎役者の片岡愛之助さんと女優の藤原紀香さんなどが行い、話題性満点のニュースが多く飛び交いました。
ただ、よくも悪くもやり直しのきかない結婚会見は、芸能人に迷言や名言を残すキッカケにもなっているようです。
DAIGOさん夫婦の結婚会見では「KSK(「結婚 して 下さい」の意味)」や「得意料理はビーフストロガノフ」などがキャッチーで話題をよびましたし、愛之助さん夫婦では、「できれば子どもを産みたいなというのが女心なので」という、紀香さんのコメント部分が話題となりました。
祝福されたり批判の元になったりと面倒さと話題性が混在するのが結婚会見ですが、今の時代こういった芸能人カップルの結婚報告が減ったのは、本当に時代のせいなのでしょうか?
■SNSでの報告は自己顕示欲が第一優先?
最近の結婚報告のスタンダードは、おそらくブログやSNSでの報告かと思います。
タレントで女優の優香さんは、先日直筆のメッセージと2ショット写真を掲載し報告。女優の上野樹里さんも、インスタグラムに結婚報告。そのすぐ後に2ショット写真を掲載し、ファンを喜ばせました……が、芸能人としてみると、やっぱり規模が小さい気がしてならない結婚報告だと思いませんか?
「いやいや、結婚報告に規模とか話題性なんて必要ないでしょ!」という意見もあるとは思いますが、“超一流芸能人”を目指すのでしたら、そこは大きく明るい話題を振りまいて、ステップアップの1つにするくらいの気概があってもよさそうなところです。
最近はファンとの親近感が大切にされる時代です。ということは、SNSというファンにとっては親近感を感じるけれど、テレビよりも閉鎖的なツールを使うことで、喜ぶ人にだけ報告をサクッと行うのかもしれませんね。
芸能人といえば、離婚したり出産後にママタレ路線を進んだりするなど、その後のキャラクターとしての路線変更をどうするか、みなさん模索することが多いようです。
ママ(妻)路線は売り出さないとなったとき、結婚会見をしているとどうしてもキャラクター変更が難しいということもあるのかもしれません。
だからこそ、今後どんな活動路線を選んでもやりやすいように、そんな目論見を含んでのネットでのさくっとした結婚報告なのかもしれません……。でも、やっぱりそれは、芸能人なのに小粒な感じがするのは筆者だけでしょうか。