誰かが熱くハマっているものを取り上げるコラム「うさこの覗いた世界」。
2017年後半~2018年前半の約1年の間に、一体どんなものが愛されてきたのか。
あなたのそばにも「リトルブーム」があるかも?
人間は、広い世界のほんの一部で生きている。
全てを知ることはできない。
世界のどこかには、自分の知らない何かを熱狂的に愛してる人がいる。研究する人がいる。
そんな人が集まると、小さなブームになる。
誰かの世界を、少しだけ覗いてみちゃおう。
それが「うさこの覗いた世界」なのだ……!
食べ物やスポーツなど、いろいろなリトルブームを体験調査してきた中で、印象深い数々を今年も大発表していく。
馴染みあるものがオシャレに進化して帰ってきた部門
(あらすじ)今、全く今までとは概念が違うコインランドリーが増えつつある。
新しくてスタイリッシュな洗濯乾燥機、防菌機能、さらにはパンケーキがおいしいカフェが併設!?
普段頑張らなきゃいけない洗濯が、楽にできてご褒美までついてくる。
そこには、わざわざコインランドリーへ足を運びたくなる理由があった。
今すぐ洗濯したくなる度★★★
(あらすじ)これまで、狭くて窮屈が当たり前の、女子が泊まるような場所ではなかったカプセルホテル。
でも今では選んでカプセルホテルに泊まりたい!?
まるで宇宙船のような近未来フォルムのベッドは広々していて秘密基地みたいに快適。
光で起こす最先端の目覚ましや高級マットレスと細部にまで行き届いた空間で体を休めて、旅の続きを始めよう。
気軽にどこかへ行きたくなってしまう度★★★
憧れの体を手に入れる部門
(あらすじ)泳げなくても海を楽しめる方法がある。
それはSUP!ボードに揺られながらパドルを漕いで海の上をお散歩。
足裏に力を入れてバランスを取れば、体幹への刺激もバッチリ。
青い海と青い空の下で、やさしく体に負荷をかける。これぞ海外セレブスタイル!
優雅に鍛えられる度★★★
【2位】遊びだけどスポーツ!スケートボードでカッコよく鍛える
(あらすじ)オリンピック種目にも選ばれ、注目を集めつつあるスケートボード。
スケボ女子も急増中?
どんくさいタイプのわたしも挑戦したところ、思わぬスケードボードの才能が開花?
自分と関わりなかったものに挑戦することで、自分の知られざる一面に出会えるかも。
街で注目を集めるイケメンになれる度★★★
【1位】闘う女子になれ!ブラジルの格闘技「カポエイラ」で楽しく肉体を呼びさます
(あらすじ)1時間の音楽レッスン、1時間の動きのレッスンを経て最後にまた1時間ホーダ(組み手)のレッスン。
みっちり3時間、休む間もなくアフリカの武術「カポエイラ」を体に仕込んでゆく時間……!
辛く厳しくもありながら楽しく穏やかな時間は、へっぽこ精神なわたしでもつい夢中で体を動かしたくなる!!
本気で体を変えたいと思うなら、自分を楽しく追い込める教室へ通うのが一番!闘え!!
体が闘争を求めている度★★★
心も体も癒される時間を過ごせる部門
(あらすじ)こんなに穏やかな時間を過ごしたことがあるだろうか?
中欧のかわいい絵本に囲まれながら飲むコーヒーは絶品。
やわらかい光が差し込む古民家で、大人だからこそ染みる絵本に耽ろう。
外の世界をスッカリ忘れてしまえる度★★★
(あらすじ)米ぬかを酵素の力で自然発熱させる酵素風呂。
60度ほどの温度の中へ飛び込めば、微生物たちが働き、たちまち体の不調が消えてゆく?
体が癒されれば、精神も癒される。さぁ、体と心を元気にしよう。
見えない何かが頑張ってる度★★★
人生に革命が起きる部門
(あらすじ)情報の90%を視覚から集めている人間。
料理を盛る器がおいしさに関わらないわけがない!
大事にできる器があるだけで、「これでいいや」で済ませていたものも「ああしたい!」という希望を叶える作業に変わっていく。
よい道具が自分のモチベーションを作る、そんなことを学んでしまったわたしに開かれたのは奥深き器の世界だった……。
器は奥が深い世界でした度★★★
(あらすじ)人生の1/4を過ごす寝具だから、妥協しないほうがいい。
そう聞いて寝具屋へ行ってみたら、残り3/4のパフォーマンスにまで関わってくると知った。
体に負荷をかけないマットレス、ふんわり軽いけどあたたかくて通気性もよい羽毛毛布、ぴったりと頭と首に沿う枕、どれもこれも試してみると安物とは全く違う寝心地があって、お金をかける意味がある。
それは毎日が変わる体験だった……。
寝具も奥が深い世界でした度★★★
自分の生きているすぐそばにも、知らないだけのよいものやよい体験が落ちていたりする。
アンテナを張り巡らせればこの世はいくらでも楽しいものにできるし、「洗濯」や「料理」のような日々に組み込まれたものだって、工夫次第でスタイルを変えてゆくことができた。
もしも毎日が物足りないと思うのなら、何か新しい趣味を見つけてもいいし、いつもの生活を違うものに変えてみてもいい。
わたしたちは毎日たくさんの選択肢の中から選ぶことが出来るのだ。
誰もが自分を楽しくさせる何かに出会えることを願っている。