石原慎太郎に「裕次郎の兄で作家というブランドだけ」の声
新党が次々と乱立し、混迷を極める総選挙。勇ましい公約が並んでいるが、本誌は各党首の家庭での素顔に注目。やっぱり、家庭や妻を大事にしない男は、女性に対して優しい政治はできないんじゃないかと思う。そこで、各党男性党首の「妻への理解度」から「子育てサポート」まで、彼らの私生活からその「夫力」を通信簿にしてみた。
採点したのは家庭問題の専門家でクオリティ・オブ・ライフ研究所の中村はるみさんと、夫婦・家族問題評論家の池内ひろ美さん。その結果、評価が極端に分かれたのが、今回総選挙で注目を集める日本維新の会の石原慎太郎代表(80)だ。
妻の典子さん(74)は、夫から国政進出に関して、相談されることはなかったという。「石原代表は何でもひとりで決めて、家庭のことは二の次です。維新の会の代表に就くことも家族は知らなかったそうですね」(政治部記者)
その石原代表を高く評価するのは、池内さんだ。
「子供が父と同じ道を目指したいと思ったときに、支援できるのはいい家庭ですね。世襲の問題は別として、石原代表は、政治家を目指した長男や三男を父として応援しています」
一方、中村さんは手厳しい評価を下し、こう語った。
「”俺が家族を食わしてやっている”と家父長的な傲慢さを感じます。裕次郎さんの兄、ご自身が芥川賞作家というブランド力で、ここまでやってこられたのでしょう。しかし、ブランド力だけで妻が満足すると思ったら大間違いです」
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