「ここ数年で、不用品をネットオークションに出品する人が増えたり、衣服やアクセサリーを中古で手に入れることが当たり前になってきたりと、インターネットでの個人間取引が多くなりました。増税後は“消費税がかからない”ということも注目され、ますます増えていくと思います」

 

そう語るのは、オークションライターの川崎さちえさん。ネット取引人口が増えたのは、スマホやタブレットの普及も要因のひとつだという。

 

「個人間のネット取引のほとんどが『ヤフオク!』です。ネットオークションは買い手も売り手も多いため、取引が非常に盛んです。『こんなモノが!?』と思うような意外な品まで売れるんです」

 

そこで、川崎さんが今までに売った品の中から、“オークションで高く売れる意外なモノ”を紹介。

 

【紙で作った札束】10万円

「舞台で使用するから、イミテーションの札束を4億円分欲しい」と言われ、3万6千円分(仕入れ代)の紙を裁断した。

 

【使いかけのブランド化粧品】1千〜2千円

使いかけでも、CHANELのリップは2千円、COSME DECORTEのアイシャドーは1千500円、ORBISのファンデーションが1千円前後で売れた。

 

【ディズニーリゾートのおみやげの空き缶】1千円

季節やイベント限定(30周年記念など)であれば、中身を食べてしまった空き缶も高額で取引される。

 

【ハイブランドのショップバッグ・空き箱】ショップバッグ300円(6枚)・空き箱1千円(3箱)

ブランドのコレクターや中古ブランド業者がきちんと包装してオークションに出品するため需要がある。

 

【モーターショーなどのイベントパンフレット・冊子】1千円

その場に行かないともらえないイベントで配布されるものは、行けなかったマニアが購入してくれることも。

 

【トイレットペーパーの芯】100〜200円(10個)

夏休みに売れるのが、トイレットペーパーの芯。小学生が自由研究の工作で使用するため。

 

「家にあったものを出品しまくり、今までに2千万くらいは稼ぎました(笑)。家にいながら自分の空き時間を使ってできるので、忙しいママたちにはもってこい。面倒臭いと思われがちですが、やり方を覚えて慣れさえすれば、十分家計の足しになりますよ!」(川崎さん)

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