「少なくとも年に2回、冬と夏の終わりにはすべての洋服を取り出し、収納・整理を行いましょう。毎年2度、『点検』すると自分なりの収納術が決まります。実は捨てるよりも点検することが大事なのです」

 

と話すのは収納のプロ、1級建築士で収納コーディネーターのすはらひろこさん。秋冬服から春夏服に移るこのシーズンは、洋服の選別や機能的な収納に整える絶好の季節。そこですはらさんに、衣装収納の基本の5つ、を教えてもらった。

 

【1】分ける/自分のニーズに合った収納の方法が見つかる。

 

【2】捨てる→片づけるきっかけをつかめる。

 

【3】しまう/服を選びやすく、コントロールできる。

 

【4】整える→小物類などをスムーズに出し入れできるようになる。

 

【5】買う→整理・収納できれば自分に合う服に出会える

 

収納のために余分な時間やスペースをとりたくないと思うなら、まずは自分の持ち物の量や特徴を知ることが肝心。また、1日で片づけようと意気込むとうんざりする。その日にできないときは、3日で帳尻を合わせて週末に片づけばいいというくらいの気楽な気持ちで。

 

「いずれにしても、収納することだけにとらわれると、いつまでも理想の洋服収納には近づけません。服の量、最近着ていない服のこと、クローゼットの広さ、どのように洋服と付き合うかなど、全体を見通す客観的視点を持つこと。また、収納は服を買うときから始まります。収納する場所を想定しながら買い物ができるようになれば、上級者です」(すはらさん)

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