福島名産“凍もち”は、よもぎやごぼうの葉入り草餅を寒風でフリーズドライさせたもの。福島地方では江戸時代より作り伝えられてきた、冬の農閑期の伝統的な保存食品。水で戻して焼いた後もやわらかいから春の忙しい農作業の合間に食べられていたんだって。
’80年代に南相馬の「あやめ園」内の団子茶屋で凍もちにホットケーキ風衣をつけて揚げた凍もちの天ぷら“を販売。すると平日でも1日1,000個以上も売れる大ヒット商品に。入園料を払わないと入れない茶屋にもかかわらす“凍もちの天ぷら”を求めて大行列ができたそう。
その後「もち処 木乃幡」で販売され商品名も「凍天」(1個180円)になったんだって。「揚げたては外はカリカリ、中は餅がもっちり〜で、んめーなあ〜」と、地元民にとっては店で揚げたてを買ってその場で食べるのが最高においしくておすすめ!とのこと。
もうひとつのメイブツは“松前漬のルーツ”ともいわれている福島地方を代表する郷土料理「イカ人参」。細切りのスルメとにんじんを醤油ベースの甘辛だれに漬け込んだもの。昔は冬、お正月には欠かせない料理だったらしい。
今ではお正月だけでなく、日常的に食べられていて、ご飯のお供から、「イカ人参は、酒飲むどぎには必要だぞい?」と、お酒のさかなにも欠かせない一品として地元で愛され根づいているんだぞい!
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