第14灯でご紹介した我が家の菜園。
アカエンドウのお花が咲いたことをお伝えしましたが、ついにエンドウが実り始めました!
たくさんお花が咲いているので、これからどんどん収穫できるのが楽しみです♪
前灯の第16灯で、自エネ組(自給エネルギーチーム)について少し触れました。
【 ホームページ:http://jiene.net/index.html 】
自分たちのエネルギーは自分たちでつくろう!という考えのもと立ちあがった組織でして、電氣エネルギーに関しては、電力会社に依存しない独立型ソーラー発電システムの導入・構築を広めています。
現在は全国31カ所に設置されていて、5月中にさらに4件増えるそうです。
我が家はこの自エネ組にお世話になりました。
昨年3月に、建築でお世話になった「天然住宅」さんが主催した「オフグリッドセミナー」に参加したことがきっかけです。
自エネ組が、3kWhの電力自給DIYキットを108万円で販売していることをそのときに知りました。
その内容は、太陽光パネル、再生鉛バッテリー、インバーター、充電コントローラー、接続コード一式など。
このくらいの金額でできるんだ!と希望が膨らみ、電力自給生活は十二分に実現可能であることをこの時に確信します。
自エネ組の中心役を担っていらっしゃるのが、大塚尚幹さんという方。
尚幹さんは、福島第一原発にほど近い川内村で、オフグリッド生活を営まれていらっしゃいましたが、原発事故後に奥さまとお子さまと共に岡山県へ避難されました。
その後、同じく岡山県に移住された環境活動家の田中優さん(詳しくは第4灯をお読みください)がメンバーに加わって、そのようなキットが生まれました。
自エネ組の凄いところは、常によりよいシステム構築を目指して、どんどん改良していくところ。
今年4月には、68万円、109万円、178万円、218万円の4種類のキットが誕生!
68万円のものですと、電力使用量目安が一日0.8kWh~1kWhで、非常用電源として使えるような内容です。
太陽光パネル4枚、充電コントローラー(保証なし)、インバーター、ゴルフカートで使われていた中古バッテリー(4kWh)、接続コード一式などが含まれています。
218万円のものですと、電力使用量目安が一日4~5kWh、一ヶ月90~120kWhで、それなりに節電すれば電力自給して暮らしていける内容です。
太陽光パネルが15枚と多く、充電コントローラーは保証がつき、バッテリーも新品で25kWhと容量が多いなど特徴です。
我が家の電力自給システムは、上記の218万円キットの内容をイメージしていただけると良いと思います。
太陽光パネルは8枚で少なく、バッテリーは新品ではなくフォークリフトで使われていた中古のものを使っているところ、ブレーカーなども含まれているところが異なります。(なぜ8枚なのかは、第6灯をお読みください)
東京電力さんと完全に切れた状態で一軒分の電力を自給しますので、バッテリー容量が27kWhと多めです。
また、わたしたち夫婦は電氣に関して素人ゆえDIYでは不安だったので、尚幹さんに設計から資材調達や組み立てまで全てお願いさせていただきました。
このようなカスタマイズ内容で、総額は220万円(税込)です。
自エネ組の一員に加わらせていただき、オフグリッドシステムを完成させたのは昨年8月末。
組み立ては使う本人が一緒に行うのが自エネ組の流儀。
事前にパネル設置はしていただいていたので、バッテリーの設置を夫と共に参加させていただきました。
オフグリッドの考え方は、「知らず知らずのうちに企業などに依存していたものから自立する」が、土台となります。
だからこそ、自エネ組のこのような流儀が、わたしはとても好きです。