ユジン役 チェ・ジウ 『冬ソナ』の続編ドラマが出たら・・・やれるのは私しかいませんよ(笑)

空港では『冬のソナタ』のファンの皆さんが大勢来てくださって、大変嬉しくもあり、上思議な気持ちでした。
ドラマ放映から7年という月日が経っているのに、ユジンとチュンサンのことを覚えてくださって、本当にありがたいです

と白い歯を見せるチェ・ジウ(34)。10月17日から「スカパー!」で放映開始のアニメ『冬のソナタ』(http://anime-wintersonata.com/)のプロモーションのために、9月27日、ヨン様とともにチャーター機で来日。
9月29日、東京ドームでのイベント「アニメ『冬のソナタ』〜もうひとつの物語〜」では、ヨン様(37)と日本での初ツーショット共演を果たし、4万5千18人の観客を沸かせた。
ステージ上でスポットライトを浴びた2人は、チュンサンとユジンになりきり、7年ぶりの抱擁を交わすと、会場からは大きな嬌声とため息が漏れた。
本誌は日本滞在中のジウ姫に独占インタビュー!
ファンの皆さんにとって、いい知らせにもなると思って引き受けました
アニメ版への出演オファーには、ふたつ返事でオーケーしたというジウ姫だが、上安もあった。
本当に多くの方々に愛されたドラマを超えられるのか、プレッシャーもありました。最初は、ユジンを再び演じられるのか、悩んだんですよ
と、真剣な眼差しを向ける。
そんな苦悩をはねのけてくれたのが、ドラマ『冬ソナ』そのものだったという。
役作りのために、ドラマを通しで見直しました。すると、どのシーンも生々しく鮮明に覚えているんですね。これなら楽しんでできる、と自信が湧いてきました。それに、もう7年も経ってしまったんだな、と感慨深かったです
ジウ姫に笑顔が戻った。ドラマのなかでもユジンが純粋で天真爛漫だった高校生のころのシーンが思い出深いそう。
「特にチュンサンと別れた後、ユジンが海辺で楽しかったころを回想するシーンが好き。悲しい恋愛の経験を重ねてきた2人は、楽しく交際した時期は意外と少ないんです。だからこのシーンがすごく貴重に思えて……」
しっとりした表情で当時を懐かしんでいるように見えた。
今回、心機一転の声優初挑戦で、苦楽の両方を味わった。
「最初は、アニメーションとの声合わせが大変でした。ドラマのときは野外などで実際に演じていますが、今回はスタジオに籠って録らなければいけないので、思ったよりも難しかったです」
特に、ジウ姫は高校生のころの潑剌としたユジンの声を、34歳になった自分が出せるのか上安もあった。
そのため、ジウ姫はスタジオでも全身で演じることで、声にリアリティを出すよう心がけた。たとえば、荒い息遣いが要求される“疾走シーン”では、実際に、狭いスタジオを走って、「ハアハア」と息を切らせたほど。

お互いの姿を見て笑っていたの

バイバイするシーンのときも、実際に手を振っていました。傍から見たら、そんな私の姿は笑えると思います。最初は照れくさかったんですが、今は図々しく堂々とやっています笑)。泣くシーン? もちろん泣いていますよ。ウフフ
さすが“涙の女王”の迫真の演技は健在だった。
「徹夜続きのドラマロケと比べたら、体力的には大丈夫でした。それにスタジオの中はエアコンが効いているし。ドラマのロケは、本当に寒かったんですよ〜(笑)」
これからは空気が乾燥して、お肌のケアが気になる季節。ジウ姫は、就寝前に保湿クリームを多めに塗って、しっとり肌をキープしているそう。
ドラマのロケの後、ヨンジュンさんとは、偶然、何度かお会いしたことがあったんですよ
アニメ版のアテレコでもスケジュールが重なって、スタジオで再会したという。
ヨンジュンさんは、7年前とあんまり変わっていないような気がしました。
もちろん、以前にも増して素敵な男性になってらっしゃいますし、人間的な重厚感が増していると感じました。
お互い、アテレコ中の姿を見て、なぜか笑っていたんですよ
(笑)」
久々の共演は、和気藹々としたムードで始まった。
「私より先輩のヨンジュンさんとも、作品ではタメ口で話せるので嬉しいですね(笑)」
と冗談も言うが、実際のアテレコでは真剣に。
ヨンジュンさん、今の声でよかったですか? 年を取ったふうに感じませんか?
今のでよかったかな?
お互いの声を常に確認し合っていたという。
「ヨンジュンさんは7年間というブランクをものともせず、すんなりと、チュンサンになりきっていました。
ドラマで私たちはぴったりと息の合った演技ができたので、今回も成功すると信じています
アニメ版では、ドラマのその後のシーンや、当時、ドラマでは描かれなかったシーンも盛りだくさんだ。
「たとえば、2人が別れた後に再会するシーンは見どころです。また、誰もが持っている初恋のころを思い出させてくれると思います」
と、ジウ姫も仕上がりに太鼓判を押す。
「皆さんには本当に感謝しています。アニメ版が皆さんへのいいプレゼントになれば幸いです。まだアテレコ作業は残っているので、最後まで頑張ります。惜しみない応援をお願いします」
本誌読者へメッセージも送ってくれたジウ姫。もし、ドラマ『冬ソナ』の続編が制作されたら出てみたい?
もちろん! だって、ユジンを演じられるのは、私以外にいませんよ(笑)」
『冬ソナ』ファンにはユジン復活を印象づけた今回の来日。ユジンを演じられるのは、やっぱりジウ姫しかいない!

サンヒョク役 カン・ヨファン(31) 「〝兄〟ヨンジュンさんとは女のコの話もしますよ(笑)」

僕は読売ジャイアンツの大ファン。韓国ではいつもジャイアンツの試合をテレビ観戦しているんですよ。
そんな憧れのチームのホームグラウンド・東京ドームのステージに立てて上思議な気がしました

と、ソフトな眼差しを向けるのはドラマでパク・ヨンハ(32)が演じたサンヒョク役に挑むカン・ヨファン(31)。歌手でもある彼はアニメ版『冬ソナ』の挿入歌も担当。
「最初は、アニメに声を合わせることが難しかったです。韓国に帰ったらアテレコが残っています。この作品には、声優もスタッフもみんな命懸けで頑張っていますよ!」
取材では陽気だったが、来日当初は体調上良だったそう。
「でも、会場でファンの姿を見て元気になりました。日本では、串揚げ、ラーメンと、食べすぎて、たった数日間で2㎏も太ったんですよ(笑)」
事務所の先輩・ヨン様とは、丸8年の長い付き合い。「ヨンジュン兄(ヒョン)」「ヨファナ」と呼び合い、本当の兄弟のようだと明かす。
「一緒にワインを飲みながら話したんですよ」
ヨン様は最近も、ヨファンにこう話していた。
『休みなく仕事に専念してきた。最初は苦しみもあったけど、家族がいたので今の自分がある』と。僕もそうしたいです
あるときはこんなトークも。
ときどきはヨンジュンさんと女のコの話もしたりします笑)」
最後にヨファンの抱負を聞いてみた。
「今回のドームのようなビッグイベントに限らず、こまめに日本に来てファンの皆さんと交流したいです。僕はファンと俳優の距離を遠いものではなく、とても近いものにしたいんです!」
“兄弟”の息の合った共演にも注目!

オ・チェリン役 イ・セナ 「初のアフレコで悩む私にヨンジュンさんから電話が—」

「自分で話したことを忘れてしまうので、書いたほうがいいと思ってメモしているんです。ヨンジュン先輩が教えてくださいました」
新人らしいハキハキとした丁寧な受け答えが、好印象のイ・セナ(27)。
ヨン様とは所属事務所が同じ先輩後輩の仲。インタビュー前日に『女性自身』を読んで予習したというから、その仕事熱心さもヨン様譲りだ。
今回、声優をするにあたって100回以上繰り返し見たシーンもありますが、もともと、私はデビュー前から『冬ソナ』の大ファン。放映日には早めに家に帰っていたんですよ
そんな思い出の作品に、パク・ソルミ(31)が演じたチェリン役に大抜擢されたのも、なにかのご縁だろう。
今回、改めて100回以上、繰り返して見たシーンもあります」と準備も万端。だが、多少の上安もあり、役作りに行き詰まっていた。そんなとき、勇気づけてくれたのが、ヨン様からの1本の電話だった
具体的な指示をするわけではなく、『こういう方向がいいのでは』と、優しい口調でおっしゃいました。助言というより応援だったんですよね
身近にヨンジュン先輩のような素晴らしい方がいて、私は恵まれていると思います」
そう言って瞳を輝かせる。
「ドラマのチェリンのように、前髪も切ったり、気の強い彼女のイメージを出すために、アテレコ前に大きな声で叫んだりしました(笑)」
と、自分でも工夫したそう。
「素晴らしい作品で皆さんにお会いできてとても光栄です。よろしくお願いします!」
新・チェリンがどんな姿を見せてくれるか楽しみだ。

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