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5月24日、鬼束ちひろがフランス・パリでコンサートを開催すると発表した。

 

来年1月に開催される同コンサートは、鬼束にとって初となる海外公演。先駆けて、来たる11月には最新作「syndrome」とライブ作品「Tiny Scream」を再構成した“ヨーロッパ限定特別パッケージ”の発売も決定。同作にはCDだけでなく、レコードとDVDも付属しているという。

 

なぜいま、フランス公演なのか。実は、そこには17年前からの伏線があるという。鬼束の所属事務所・NAPOLEON RECORDSの担当者は、公演開催の経緯についてこう語る。

 

「フランスはアニメやゲームが大好きな国ですが、鬼束の楽曲はゲームの主題歌にいくつか起用されています。01年に公開されたリュック・ベッソン監督の作品『WASABI』にも楽曲が使用されており、『コンサートが観たい!』と言う声をずっと耳にしていました」

 

また09年の作品『DOROTHY』を発売した際、フランスの雑誌で取り上げられた鬼束。その雑誌の制作会社が今回のコンサートを企画しているという縁もある。

 

ヨーロッパで発売される再構成作品は、日本での発売は未定。 しかし国内で昨年リリースした作品は幅広い層からの支持を得ている。コンサートチケットも即ソールドアウトするという人気ぶりの鬼束。デビューから18年、今年はまた新たな活躍がみられそうだ。

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