チラシを掲げ、シンポジウムへの来場を呼び掛ける「『辺野古』県民投票の会」の元山仁士郎代表(中央)ら=28日、県庁 画像を見る

 

沖縄県名護市辺野古の新基地建設に伴う埋め立ての賛否を問う県民投票実施を目指し、署名集めを行っている「辺野古」県民投票の会の元山仁士郎代表らが28日、県庁で中間報告の記者会見を開いた。5月23日の活動開始から6月28日正午時点で集まった署名数は8502筆と発表した。元山代表は「必要数の3分の1程度という状況で予断を許さないが、最低でも法定署名数に届くように最後まで頑張る」と語った。

 

県内有権者の50分の1に当たる約2万3千筆余りの署名を2カ月で集めれば、県民投票条例の制定を県知事に直接請求することができる。残り1カ月で約1万5千筆が必要となるが、元山代表は「連合沖縄など協力団体が広がっている」と説明。団体や政党などとも連携しながら、商業店舗前などでの街頭署名に力を入れるという。

 

7月1日午後1時からはシンポジウム「話そう、基地のこと。決めよう、沖縄の未来。~10代、20代が語る沖縄の未来~」を西原町翁長の沖縄キリスト教学院シャローム会館で開く。10代から20代の学生や写真家、会社役員、空手家、ネイリストなど9人が沖縄の課題や未来、県民投票について意見を交わす。

 

元山代表は「若い人に多く参加してほしい」と呼び掛けた。資料代は500円で学生無料。
問い合わせは「辺野古」県民投票の会(電話)098(951)3655。

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