ハッシュタグ「#FlowersForMrOnaga」を付け、花の写真と共に発信することを呼び掛けた「nee」さんのツイッターへの投稿(画像は一部修正しています) 画像を見る

 

8日に亡くなった知事の翁長雄志さんの死去を受け、短文投稿サイト「ツイッター」上で、ハッシュタグ「#FlowersForMrOnaga」を付け、花の写真と共に投稿する動きが広がっている。12日午後8時半現在、少なくとも300件近くの投稿が確認された。投稿にはハイビスカスやホウオウボク、西洋の花言葉で「誇り」を意味するライラックなどの写真が付けられ、多くの賛同者が翁長さんに花を“ささげ”、追悼の思いを表している。

 

企画したのは県内在住の40代女性で、ツイッターのアカウント名「nee」さん。9日に「遠くにいる方も、タイムラインで静かに追悼できますように。もしご賛同いただける方々がいらしたら、どうぞ、ご一緒にお願いします」と投稿したところ、多くの賛同を呼んだ。

 

琉球新報の取材に応じたneeさんによると、これまで政治的な活動に携わったことはないという。しかし、翁長さんの死去後、ツイッター上に翁長さんへの中傷や悪意を持った投稿が多いことに心を痛め、「花で追悼したい」と思い付いた。

 

neeさんは「沖縄の人が言いたくても言えない気持ちを代弁してくれた人。ひどい言葉を投稿する人に対し、それを否定する言葉を返信するよりも、静かに見送る気持ちを届けたい」と語った。

 

「#FlowersForMrOnaga」には、在りし日の翁長さんの生き方に合わせ「風格」「平和」などの花言葉を持った花を選んだ投稿も多かった。「沖縄の県知事が翁長雄志知事で、本当に誇らしかった」「世界一の知事でした」。13日の翁長さんの告別式を前に、色とりどりの花と感謝のメッセージは広がり続けている。

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