修繕前の抜魂式に臨む園の関係者ら=7日、沖縄市知花の東南植物楽園 画像を見る

 

沖縄市知花の東南植物楽園(宮里好一代表)は7日、台風24号で倒壊した「琉球金宮観音菩薩(ぼさつ)像」の修復作業着手を前に、抜魂(ばっこん)式を執り行った。園の関係者や像を寄贈した陶芸家の則松金蔵さん(72)=福岡県飯塚市=が参列した。

 

観音菩薩像は高さ25メートル、重さ約40トンで4月に設置された。しかし9月30日、根元から倒壊しているのが発見された。台風24号による強風の影響とみられる。像は来年11月1日の再建を目指す。

 

式に参列した宮里代表は「観音像の倒壊は大変残念で心が痛む。災害にも耐えられる形での再建を目指していきたい」と語った。

 

倒壊の姿を初めて目にした則松さんは「倒れるなんて想定していなかった」と肩を落とした。「どこに行き届かない点があったかを検証し、一刻も早く像を建て直したい」と修復に意欲をみせた。

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