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2017年10月のリリース以降、米国で爆発的に流行しているライブ型クイズゲームアプリ「HQ Trivia」。社会現象にもなっているこのアプリの産みの親、コリン・クロール氏が35歳の若さで急死したことがわかった。TMZをはじめ、欧米の複数のメディアが報じている。

 

米国時間16日朝にニューヨーク州マンハッタンにあるクロール氏の自宅を訪れた交際相手が床に倒れているクロール氏を発見、911に電話した。NYPDによるとクロール氏はすでに息絶えており、遺体の周囲にはコカインやヘロインなどの薬物、注射器などが転がっていたという。死因は薬物の過剰摂取と見られる。

 

クロール氏は2007年から2009年まで米Yahooでエンジニアリング・マネージャーを務め、2012年に“6秒動画”でおなじみの「Vine」をドム・ホフマン、ラス・ユスポフと共に創業。同年Vineはサービス・イン前にTwitter社に買収され、クロール氏も同社の社員に。しかし、2014年に女性従業員から「マネージメントおよび就業態度がひどすぎる」と告発されて解雇された。

 

そして2015年にラス・ユスポフとHQ Triviaを創業、CEOに就任した。1日2回、決まった時間にクイズゲームが始まり、数十万人のユーザーが賞金獲得を目指し参加する。テレビ番組「クイズ$ミリオネア」のネット版と考えるとわかりやすい。回答までの制限時間は10秒しかないため、答えを調べている暇はない。1回のクイズは12~15問で構成されており、全問正解者が賞金を山分けするシステムだ。

 

共に二社を立ち上げた戦友、ラス・ユスポフはTwitterで「友人であり、共同創業者のコリン・クロールが亡くなったと聞き、悲しみに沈んでいます。彼が愛した人たちのために祈ります。彼の優しい心、大きなハートを決して忘れません。彼はこの世界とインターネットをより良い場所にしてくれました。安らかに眠ってくれ、兄弟」と追悼のメッセージを投稿した。

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