【本部】沖縄県本部町の沖縄美ら海水族館は12日、世界で初めて飼育、展示していたジャイアントマンタ(和名・オニイトマキエイ)の展示を健康管理上の理由から中止したと発表した。食べる餌の量が減り、血液検査の値に変化があったため。現在は回復傾向にあるが再開については健康状態を最優先に検討する。
ジャイアントマンタは成長すると体の幅が6メートル以上にもなる世界最大のエイ。展示固体は18年5月30日に読谷村沖で発見された。美ら海水族館が飼育し、同11月15日から館内の「黒潮の海」大水槽で展示していた。外洋性で沖縄沿岸での発見例が少なく、生態や繁殖も詳細は分かっておらず同館が研究を進めている。
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