激動の平成が終わりを告げてからまもなく1カ月。30年の間、本誌は時代を彩った驚きの現場を多数目撃してきた。そのなかでも特に反響の大きかったスクープを改めてお届けしたい。
ティーン誌『Seventeen』の看板モデルを務め、月9主演など華々しい活躍を見せていた西内まりや(25)。しかし、17年の所属事務所社長への”ビンタ事件”後には退所。最近ではモデルとして海外の有名ブランドと契約を結ぶなど新たなスタートを切っていた彼女だが、活動休止中の胸中を本誌にだけ語っていた(以下、2018年2月20日掲載記事)
白いキャップにニットワンピース、黒いコート姿でマンションから現れたのは歌手で女優の西内まりや(当時24)だった。
主演ドラマ『突然ですが、明日結婚します』(フジテレビ系)が終了してから1年近くたつ。久々に目撃した彼女だったが、顔色も決して悪くはない。隣には同じようにキャップを目深にかぶった恋人でモデルの呂敏(当時27)が寄り添っていた――。
「西内は現在、活動休止状態にあります。所属事務所との契約も3月末日に終了する予定ですが、彼女は弁護士を通じて、契約を更新しない旨を伝えています。音楽業界のなかでは“このまま引退してしまうのではないか”という声も上がっているのです」(レコード会社関係者)
西内と所属事務所の不協和音が明らかになったのは、17年秋のこと。11月23日発売号の『週刊文春』が、西内が事務所の社長をビンタしたと報じたのだ。
「アーティスト志向が強く歌手としての活動に専念したがっていた西内さんに対し、事務所は女優やタレントとしての活動も期待していました。そうした方向性の違いが次第に亀裂を深めていったようです」(前出・レコード関係者)
はたして“引退説”は事実なのか?モデル恋人とのツーショットを目撃した現場で話を聞いた。
「……引退ですか? 少なくともいまは、引退は考えていないですね。ファンの皆さんに楽しんでいただけるようなエンターテインメントをお届けするという目標や、私自身は何も変わっていません」
――所属事務所とは、4月以降は契約更新をしないとうかがいましたが?
「それは弁護士さんと相談して進めている件ですので、私がいまこの場所で語ることはできません。ただ一つ言えるのは、事務所に対しては恩もありますし、感謝もしているということです。関係者やファンの皆さんにはご心配をおかけして申し訳ないです……。いままではこうして自分の気持ちを語る機会もありませんでしたので、今日は(取材にきてもらって)ありがとうございます」
ときおり涙ぐみながら話をする西内が笑顔を見せたのは、記者が恋人についての質問をしたときだった。
――呂敏さんの存在も支えになっているのでしょうか?
「これから2人でランチに出かけようと思っていたんです。恋人? いやそれは(笑)……、いつかきちんとした形で、私の口からお話しできれば……」