日本中が驚いた蒼井優(33)と南海キャンディーズ・山里亮太(42)の電撃結婚。交際期間2カ月で、6月3日に入籍届を提出したという2人。5日には結婚会見が行われたが、彼女は満面の笑顔を見せていた。そんな喜びいっぱいの結婚会見だったが、記者からは次々と容赦ない言葉も飛び交った。
「山里さんは、よしもとでブサイクとも呼ばれていますが?」
「“恋多き女優”などとも呼ばれていますが、いちばんの決め手をあげるとしたら?」
なぜ“魔性の女”が“ブサイク芸人”を選んだのか。そんな意図の質問に、蒼井はこう答えた。
「私を好きになってくれる男気です。一方的に私が好きになったとしても、(好きと)言っていただかないと前に進めないので……」
その言葉の裏には彼女が歩んできた波乱の11年間があった――。
蒼井といえば、これまで数々の芸能人との熱愛が報じられてきた。08年に岡田准一(38)との交際報道が浮上すると、10年には大森南朋(47)との熱愛が発覚。その後も鈴木浩介(44)や堤真一(54)、三浦春馬(29)や石崎ひゅーい(35)など“今をときめく有名人”との噂が伝えられてきた。次々と出る熱愛と破局。そのため“魔性の女”と形容するメディアもあった。
「蒼井さんは、企業の社長や実業家のいる飲み会に顔を出すような社交的性格ではありません。必然的に、出会いは同業者などに限られてきました。いっぽう共演者とはいつも真剣に、作品について語り合ってきました。そうすることで距離感が近くなり、好きになってしまうというケースが多かったのです。ただ、熱愛が報じられた人たちはいずれも業界のスター。蒼井さんが追いかける恋もあったようです」(芸能関係者)
だが、いずれの恋も長くは続かなかった。結果、蒼井は恋に疲れてしまったようだ。昨年12月19日放送のラジオ番組「山里亮太の不毛な議論」(TBSラジオ系)に、山里の相方である“しずちゃん”こと山崎静代(40)が出演。そこで友人の蒼井についてこう語っていた。
《優ちゃん、最近はなかなかときめかないというか。『恋愛ができなくて困っている。こじらせている』と言っていて……。そんななかで今年唯一、恋愛の好きではないけど尊敬できるっていうのが山ちゃんだと。『本当にすごい尊敬していて』と言っていたんですよね》
そんな彼女を癒したのが山里だったのだ。実は蒼井のように、数々の華やかな恋愛経験を経て“非モテ”男性に落ち着く女性は少なくないという。恋愛ジャーナリストのおおしまりえさんは言う。
「イケメンからモテモテだった女性が緊張感のある恋愛に疲れ、1周回って“安心できる相手”に収まるというのはよくあること。30歳をすぎると周りでも結婚したり、子どもを産む女性が増えてきます。すると『このままでいいのかな』と迷いや焦りが出てくるもの。そうしたときに自分を愛してくれる男性が現れると、一気に好きになってしまうのです。これまでの刺激的な恋とは違う、対等に愛し愛される関係。そこに心地よさを感じるようです」
蒼井もそうした“1周回って安心できる存在”に出会えたことで、結婚を決断できたようだ。
「山里さんは『結婚前提に付き合ってください』と交際を申し込みましたが、こうした実直なアプローチも新鮮に映ったようです。そしてここ数年は恋に奥手になっていた彼女が、ついに決意したのです」(前出・芸能関係者)