道路が冠水したサウスカロライナ州チャールストン(写真:ロイター/アフロ) 画像を見る

米サウスカロライナ州に住むジャーメイン・ベルくん(6)は、大きな決断を下した。7歳の誕生日祝いにディズニーランドへ行くために家族で貯めていたお金を、ハリケーン「ドリアン」の被災者のために使うことにしたのだ。地元テレビ局WJBFが報じている。

 

米南部を襲ったカテゴリー5の最強ハリケーン「ドリアン」。ベルさん一家の住む地域にも、沿岸部から多くの人が避難してきていた。その様子を見たジャーメインくんは、両親に「ディズニーランドに行けなくてもいいから、困っている人たちに食べ物を買ってあげて」とお願いしたという。

 

一家はディズニーランド貯金をはたいてソーセージとパン、そして水を購入し、「ドリアンから避難してきた方はホットドッグとお水が無料」と書かれた看板を立てた。その横にテントを建ててグリルでソーセージを焼き、あつあつのホットドッグを100人以上の避難者に振る舞った。そして、彼らのために懸命に祈りを捧げたという。

 

ジャーメインくんの誕生日は今週だが、ディズニーランドへはまたお金を貯めて行くつもりだとか。「アニマルキングダムへ行って、たくさんのライオンと、ライオンキングの群れを見たい」とWJBFのインタビューにニコニコと語った。

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