県文化観光スポーツ部は18日、2018年の修学旅行入込調査結果を発表した。修学旅行で沖縄を訪れた学校数は前年比0・8%(20校)減の2455校、人数は前年比0・7%(2910人)減の42万9224人と2年連続で減少した。県は「少子化で修学旅行の対象となる学校や生徒の数が減っている」と分析した。今後も減少する見通しという。
修学旅行で来県する学校を都道府県別に見ると、最も多いのが東京都の236校(4万6871人)で、次いで大阪府の232校(4万4978人)、神奈川県の168校(3万7560人)となった。
校種別では、小学校が前年比8%増の27校(1309人)、中学生は同3・6%増の741校(9万6736人)、高校生が同1・2%減の1669校(32万9946人)となった。
宿泊地は那覇市が1198校(構成比25・5%)と最多で、次に恩納村の816校(同17・3%)、本部町の412校(同8・8%)だった。
滞在日数は3泊4日が1290校(52・5%)と最多で、続いて2泊3日が979校(39・9%)となった。修学旅行の受け入れは、5月と10~12月がハイシーズンとなる。首里城や海洋博公園、本島南部の平和学習など定番コースが人気で、民泊を利用する学校も多い。
修学旅行を呼び込むため、県は事前・事後学習のためのアドバイザーを派遣したり、県内の修学旅行メニューを紹介する説明会を全国各地で開催したりしている。
新垣健一県文化観光スポーツ部長は「新しい修学旅行のメニューも提供して、学生が大人になったときのリピーターにつなげたい」と話した。
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