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あの小さかったまめも5歳。
5歳の誕生日はスペシャルなものにしたくて
まめ本人に誕生日の希望を尋ねてみると
「雪がいっぱいあるところに行きたい!」と即答しましたので
湯沢のスキー場に行くことにしました。

 

まめは自分で希望しただけあって
雪を見た瞬間に大はしゃぎ。
これだけでも連れてきた甲斐があったというほどです。
今までは私たちがまめの喜びそうなことを考えて予定を立てることしかできなかったので
苦労した割にあからさまに滑った空気が流れることも少なくなかったのですが
希望を答えてくれるってほんとうに嬉しいですね。

 

ところがゆめこ、最初こそ興味深げに雪を触ったりしていたものの
雪だるまを作ってみてもそりで一緒に滑ってみても
眉根をよせて一点を見つめるばかりで随分とテンションが低いのです。
これはいけない
まめの誕生日だからといってまめの気持ちばかりを優先して
ゆめこを蔑ろにしてしまったのかしら。
楽しくもないところに無理やり連れてきてしまったかたちになっているのであれば
フォローしなければと思い
お部屋に帰ろうかと誘ってみたところ

 

「いらない」(帰らない)
「もういっかい」(そりで滑りたい)
「たのしい!!」(意味はそのまま)

 

ときっぱり。
よほど楽しかったのでしょう、こういう言い方をする時のゆめこって絶対に譲らないのです。

 

にしてもその顔!
楽しすぎて表情が追いつかなかったのかしら

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