女優の鈴木杏樹(50)との不倫が発覚した俳優の喜多村緑郎(51)が16日、東京・新橋演舞場で開幕した劇団新派特別公演「八つ墓村」(3月3日まで)に出演した。
喜多村は今月6日発売の「週刊文春」で不倫が報じられて以降、報道陣の前に姿を見せたのはこの日が初めて。
各スポーツ紙によると、劇場入りする際、乗り込んだタクシーの窓は閉めたまま。終演後はタクシーの窓を開けたものの、報道陣に向かってお辞儀を連発したが、言葉は発しなかったという。
「不倫発覚後ですら、周囲に逆ギレするぐらいだったようだが、報道陣が集まっているのを見て、ようやく現実を突きつけられたのでは。そのことが当日の演技にも影響を与えたと思われます」(演劇担当記者)
喜多村は同舞台で、探偵の金田一耕助のほか、過去から現在につながる悲劇の発端になる重要人物など3役を演じたという。
一部スポーツ紙によると、騒動の影響があったのか、終盤に金田一が謎解きをするシーンではセリフを噛んでしまい、カーテンコールでは目をやや潤ませていたという。
「渦中の人物が出ている公演のチケットは飛ぶように売れることが多い。そのため、今回、松竹は喜多村さんの騒動でチケットの売り上げが伸びると期待したが、17日から千秋楽の公演のチケットはまだどの公演も完売になっていない。もともと、劇団新派は観客の年齢層が高く、歌舞伎役者から転身して16年に入団した喜多村の名前も、まだまだ一般には浸透していないんです」(前出の演劇担当記者)
喜多村は18日に都内でトークショーを行う予定だというが、自らの醜聞より、まだまだ自らの演技に励む必要がありそうだ。