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大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収(72)が、読者からの相談に答える!

 

【Q】「築100年の古家に85歳の姉と住んでいます。主人も子どももない不運な2人。貯金もなく、葬式代も永代供養代もありません。老い先短いこれからを生き抜く知恵を教えてください」(無い無いずくしさん・81・無職・兵庫県)

 

【A】「生きているだけですごいこと。それで十分だと思う」(蛭子能収)

 

オレは今、73か74歳ですけど(マネージャー「72歳です!」)、あれ、そうだっけ? 忘れてしまいました。でも80歳を過ぎるまで生きられるなんて、それだけですごいと思いますよ。

 

生きていると、病気をしたり、疲れたり、こうやって年齢を間違えて変な目で見られたりと大変ですが、やっぱり生きていることが大事だと思いますよ。葬式も永代供養なども必要ありませんよ。

 

そもそも死んだあとのことは考えなくてもいいですよ。とにかく生きていることがすごいですよ。それだけで十分だと思っていればいいと思いますけどね。

 

オレは兄貴も80歳くらいですが、ちょっと前まで数百円を持った兄貴と大村競艇場でよく会っていました。オレが高校生のとき、兄貴が競輪で勝った100万円を「これで家ば建て替えろ」と母親にたたきつけたことがあります。

 

100万円で建てられた家っていうのが笑っちゃうけど、その家は、橋ができるということで、立ち退き料が出て800万円に! ギャンブラーとして尊敬しています。

 

「女性自身」2020年9月8日 掲載

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